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出版社内容情報
1942・46年に刊行されて以後、キリシタン研究に不可欠の基礎文献として用いられてきた『豊後切支丹史料』・『続豊後切支丹史料』。
両書はイタリア人のサレジオ会宣教師マリオ・マレガ神父が大分在任期間中に集めた史料をもとに編纂されたが、収載史料の原本の所在は長く不明とされてきた。
本書は、2011年にバチカン図書館で大量に発見されたマレガ氏収集史料に含まれていた両書の原史料に基づき、改めて忠実に校訂・翻刻。さらに関連する史料を併せて提供する。
マレガ氏収集史料の成り立ちと歴史的・文化的意義、『豊後切支丹史料(正・続)』の位置づけを明らかにした詳細な解題に加え、参考資料、人名索引も付し、近世史・キリシタン史・藩政史・地域史等、幅広い分野の研究に資する決定版。
目次
解題 『豊後切支丹史料』とマレガ氏収集史料(松井洋子)
翻刻((寛文八年)九月二十五日 キリシタン取締りにつき報告書
寛文八年十月二十三日 キリシタン取締り報告につき返書
(寛文八年)九月二日 キリシタン類門につき通告書
(寛文八年)九月二十五日 キリシタン類門籠舎申付につき報告書
(寛文八年)キリシタン訴人行状につき報告書 ほか)
著者等紹介
松井洋子[マツイヨウコ]
東京大学史料編纂所教授。専門は日本近世史
佐藤孝之[サトウタカユキ]
東京大学名誉教授。専門は日本近世史
松澤克行[マツザワヨシユキ]
東京大学史料編纂所准教授。専門は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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