出版社内容情報
西国のみならず、中央の政局にもたびたび関与し、一方で、東アジア諸地域との外交により比類なき経済力とネットワークを手中にした大内氏という強大な権力体の実像はどのようなものであったのか。
そして、それはどのように展開し、潰えていったのか。
政治・経済・文化・外交・宗教・文学・美術・考古等、諸分野の知見を集結し、室町・戦国期日本の歴史的展開において大きな足跡を残した大内氏の総体を捉える絶好のガイドブック。
内容説明
14世紀後半から16世紀前半、約200年の長きにわたり、周防国の山口を拠点とし、中国地域から九州地域にわたる広大な領域を支配下に置いた西国の覇者―大内氏。西国のみならず、中央の政局にもたびたび関与し、一方で、東アジア諸地域との外交により比類なき経済力とネットワークを手中にした大内氏という強大な権力体の実像はどのようなものであったのか。そして、それはどのように展開し、潰えていったのか。政治・経済・文化・外交・宗教・文学・美術・考古等、諸分野の知見を集結し、室町・戦国期日本の歴史的展開において大きな足跡を残した大内氏の総体を捉えるガイドブック。
目次
総論 大内氏のポテンシャル
大内氏の覇権と支配(大内氏のアジア外交;大内氏の祖先神話と朝鮮;大内氏と寺社;大内氏の領国支配組織と人材登用)
よみがえる大内氏の都(大内氏の都・山口;大内館・築山館を掘る;大内氏の宴―その器と配膳方法;大内文化を科学する)
大内氏をとりまく権力との交叉(大内氏と室町幕府;大内氏と朝廷;大友氏からみた大内氏;尼子氏からみた大内氏;国人衆からみた大内氏)
大内氏の文化とその記憶(大内氏の文芸;大内氏と雪舟;失われた大内文化・大内文化の余光;江戸時代の虚構い描かれた大内氏)
著者等紹介
伊藤幸司[イトウコウジ]
九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。専門は日本中世史・東アジア交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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