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幕末会津藩 松平容保の慟哭―北方領土を守った男たちの最期

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  • サイズ B40判/ページ数 166p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784585222187
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C0021

出版社内容情報

忠君愛国の悲劇会津藩や松前藩が警備陣屋を構えた樺太、函館奉行所や南部藩が駐屯した択捉島…。
幕府が実効支配していた北方領土が、大東亜戦争敗戦によりすべて失われた原因は、薩長により会津藩が滅ぼされたことにあった。
各種第一次資料を丹念に読み解き、公儀に生き、公儀をまっとうした、会津藩士たちの真相に迫る。

*松平容保(まつだいら・かたもり)とは
幕末・維新期の陸奥国会津藩の第9代藩主。肥後守。美濃高須城主松平義建の子、会津藩主松平容敬の養子。
京都守護職に任命され、京都の治安維持と公武合体の実現に努めた。
徳川慶喜の大政奉還に反対し、武装するが鳥羽伏見の戦いに敗北、会津で官軍に降伏後因幡に幽囚。謹慎を解かれてのちは正三位に叙され、日光東照宮宮司をつとめた。
明治26年(1893)歿、59才。

第一章 北方要員としての会津藩   
会津藩の樺太警備
会津藩の江戸湾警備とペリー来航
日米通商条約の調印

第二章 吉田松陰の攘夷論
吉田松陰の処刑  
京都守護職の人選

第三章 京都守護職松平容保
松平容保が京都守護職に就任
松平容保の言路洞開
京都守護職の入京
長州藩の攘夷実行
御所を守った容保は孝明天皇から御宸翰を授けられる
新撰組の池田屋斬り込み
第四章 大政奉還から鳥羽伏見戦争
徳川慶喜の大政奉還 
小御所会議で慶喜の辞官納地が命じられる
討薩表を掲げて大坂城を進発した幕府軍は薩摩軍から奇襲砲撃を受ける
総督大河内正質の不手際による鳥羽伏見戦の敗北

第五章  会津討滅としての奥羽戊辰戦争
奥羽鎮撫使参謀世良修蔵の暴虐 
会津救済としての奥羽列藩同盟
至高のコメンテーター米沢藩士雲井龍雄の時局認識
白河城の陥落  
二本松落城
白虎隊の出陣
西郷頼母の妻千恵子の自決 
会津籠城  
斗南へ挙藩流罪された会津藩

補論  駐英大使松平恒雄のロンドン海軍軍縮条約

あとがき
主な参考文献

鈴木荘一[スズキソウイチ]
著・文・その他

内容説明

忠君愛国の悲劇。江戸湾防衛、天皇守護に任じた会津藩。会津藩や松前藩が警備陣屋を構えた樺太や、函館奉行所や南部藩が駐屯した択捉島など、幕府が実効支配していた北方領土は、大東亜戦争敗戦によりすべて失われた。

目次

第1章 北方要員としての会津藩
第2章 吉田松陰の攘夷論
第3章 京都守護職松平容保
第4章 大政奉還から鳥羽伏見戦争
第5章 会津討滅としての奥羽戊辰戦争
補論 駐英大使松平恒雄のロンドン海軍軍縮条約

著者等紹介

鈴木荘一[スズキソウイチ]
近代史研究家。昭和23年生まれ。昭和46年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、その的確な分析力には定評がある。平成13年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なつきネコ

9
会津藩の北方警備情報を知った。コーヒーでビタミン不足を補い、樺太上陸などの苦労。会津藩の成立が北方警備にあるのは理解できた。会津藩の誠意や誇りに共感があるのがわかる。贔屓が強く幕末全て悪いのは春へと向ける。そのくせ水戸の罪を暴かない。春嶽の批判の半分は徳川斉昭と慶喜に向かうものだし、会津藩に守護職に起用したのも、自分はトップの政治総裁職になったからだ。作者の論で言うなら消防庁長官に1地方の鎮火しろと言っているようなもの。それなら、もっと会津藩の北方対応に重点をおき、幕末戊辰でどう変化したかを書いてほしい。2021/12/31

佑美

1
表紙とタイトルから容保公の事が主体だと思っていたのに、容保公については思ったより少なくてガッカリ。 新政府批判が主体なら表紙、タイトル共に別のものにして欲しかった。 同じことを何度も書いてあってクドい。 筆者が松陰先生と松平春嶽が嫌いなことは よく分かった。2025/02/03

SABA

1
会津藩と松平容保が気の毒に思った。会津での戦争のことは生々しく描かれ、読むのが辛い話だった。2022/09/29

しゃく

0
吉田松陰の狂気、新政府軍が会津に行ってきた凶行の事実。どちらも義務教育では学ばない事ばかり。 悪事も善事も、もっと正しく伝わるようにと思う。2021/12/29

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