出版社内容情報
歴史を記述すること―このことは「歴史をいかに見ているのか」をあらわす鑑である。
現在、歴史を考え、表現し、伝える環境は、大きな変化を見せている。
それでは、いま、歴史学、そして古代史を考えるということは、いったい何を対象として、どのようなスタンスで歴史の正体に迫ろうとする営みであるのか。
研究・教育・行政の最前線を走る35名の多様な視点から、日本古代史を読み解く方法論、そしてそこに横たわる歴史研究の意義を提起し、多面的に存在する歴史との対話とその記述の可能性を示す。
内容説明
歴史を記述すること―このことは「歴史をいかに見ているのか」をあらわす鑑である。現在、歴史を考え、表現し、伝える環境は、大きな変化を見せている。それでは、いま、歴史学、そして古代史を考えるということは、いったい何を対象として、どのようなスタンスで歴史の正体に迫ろうとする営みであるのか。研究・教育・行政の最前線を走る35名の多様な視点から、日本古代史を読み解く方法論、そこに横たわる歴史研究の意義を提起し、多面的に存在する歴史との対話とその記述の可能性を示す。
目次
1 歴史学を問う
2 史料をひらく
3 王権を考える
4 制度を解く
5 人間の歴史を問う
6 課題史を考える
7 歴史を開示する
8 自他を往還する
著者等紹介
新川登亀男[シンカワトキオ]
早稲田大学文学学術院教授。専門は日本古代史、アジア地域文化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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