内容説明
人・モノ・情報の移動を中心とする厳選した51のトピックから第一人者が切り拓く歴史研究の最前線。
目次
第1部 総論(気候変動論の現在;中国の歴代王朝の名前はどう決まったか ほか)
第2部 原始・古代(先史時代のネットワークと文化圏;出雲の古代史をどうとらえるか ほか)
第3部 中世(院政の「お手本」は摂関期の女院だった;日本産硫黄がつなぐ東部ユーラシア史 ほか)
第4部 近世(ザビエルのアジア渡航とポルトガル国王の意図;戦国期、キリスト教はなぜ日本に急速に広まったのか ほか)
第5部 近現代(日本の議会事始め;皇后の近代 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiroki Nishizumi
6
参考になった。このような基礎知識を軽く学べる本をもっと読んでみたい。中国王朝名の由来、ガラスの性質と歴史、ディアスポラの概念、交易品の価値、日本産硫黄について、芸能の変遷、棒術について、コンベルソの概念、水田による生態系変化、障害学の先駆者、多様なからゆきさん、学歴社会である軍隊などなど、さわりではあるものの興味深い内容が多かった。2020/09/03
Android
0
時代順に並べられた論文集のような形式。史学に詳しくない人や、古文が苦手な人にも分かりやすい説明がされており、内容も納得のいくものが多く面白かった。ただし、あくまで少し考え方が変わる程度のものが多く、「新常識」と銘打つには少々弱いかもと感じた。2025/07/21
陽香
0
201705312018/08/14
-
- 和書
- 歴史科学の思想と運動