文化財としてのガラス乾板―写真が紡ぎなおす歴史像

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文化財としてのガラス乾板―写真が紡ぎなおす歴史像

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  • サイズ B5判/ページ数 262p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784585221739
  • NDC分類 742.2
  • Cコード C1020

出版社内容情報

写真と歴史をつなぐ新たな史料論明治20年代から半世紀以上にわたり産業・学術等の分野を問わず、広く活用されてきた記録媒体、ガラス乾版。
フィルム、そしてデジタル撮影という時代を経て、顧みられることのない存在として遇されてきたが、近年、写真資料として、また、歴史史料としてガラス乾板の持つ文化的価値が見出されてきた。
いまなお各所に残るこの膨大な史料群にいかに対峙していくべきか。
写真史および人文学研究のなかにガラス乾板を位置付ける総論、先駆的に調査・分析・保全を続けてきた東京大学史料編纂所ほか、同様の取り組みを進める諸機関の手法を提示する各論を通じて、総合的なガラス乾版の史料学を構築する

はじめに 山家浩樹

総論
 第1章 ガラス乾板の歴史と保存の意義 高橋則英
 第2章 写真と歴史学―東京大学史料編纂所の活動を中心にして 谷昭佳
 第3章 写真史料を保存へ導くために 白岩洋子

第?部 ガラス乾板の保全と活用
 第4章 ガラス乾板の史料学―整理保存と調査による研究資源化の実際 谷昭佳
 第5章 ガラス乾板の取り扱い 竹内涼子・高橋則英
 第6章 ガラス乾板用保存箱の製作 谷昭佳・高山さやか・竹内涼子
 第7章 ガラス乾板の劣化例証 竹内涼子
 コラム1 ガラス乾板の「膜面返し」とコロタイプ印刷 谷昭佳(文責)・高山さやか(作図)
 コラム2 ガラス乾板の劣化について―ガラスの組成分解について 山口孝子
 コラム3 損傷したガラス乾板の処置と修復 三木麻里

第?部 ガラス乾板の情報化
 第8章 ガラス乾板のデジタル情報化―デジタル撮影とメタデータの作成 高山さやか
 コラム4 ガラス乾板のスキャニングについて―京都国立博物館の取り組みから 岡田愛
 コラム5 ガラス乾板に関するデータはどこに向かうのか 山田太造

第?部 ガラス乾板蓄積の経緯とその背景
 第9章 東京大学史料編纂所における歴史史料の複製とガラス乾板 井上聡
 コラム6 日本史研究におけるガラス乾板の意義―保阪潤治コレクションから 木下聡
 第10章 博物館と文化財写真―奈良国立博物館におけるガラス乾板整理の経験から 宮崎幹子
 コラム7 東京大学経済学部資料室所蔵のガラス乾板―横濱正金銀行資料から 小島浩之
 コラム8 文書館におけるガラス乾板の蓄積と公開 新井浩文

附録
用語集・写真関連規格一覧・写真感光材料の標準寸法に関する一覧表・参考文献一覧・ガラス乾板に関する情報・画像を公開している国内の主な機関・保存用品取り扱い業者一覧
おわりに 久留島典子

掲載図・写真の所蔵・出典一覧
執筆者一覧

久留島典子[クルシマ ノリコ]
東京大学附属図書館長・東京大学史料編纂所教授。専門は日本中世史。

高橋則英[タカハシ ノリヒデ]
日本大学芸術学部教授。専門は写真史・画像保存。

山家浩樹[ヤンベ コウキ]
東京大学史料編纂所所長・教授。専門は日本中世史。

内容説明

明治20年代から半世紀以上にわたり産業・学術等の分野を問わず、広く活用されてきた記録媒体、ガラス乾版。フィルム、そしてデジタル撮影という時代を経て、顧みられることのない存在として遇されてきたが、近年、写真資料として、また、歴史史料としてガラス乾板の持つ文化的価値が見出されてきた。いまなお各所に残るこの膨大な史料群にいかに対峙していくべきか―写真史および人文学研究のなかにガラス乾板を位置付ける総論、先駆的に調査・分析・保全を続けてきた東京大学史料編纂所ほか、同様の取り組みを進める諸機関の手法を提示する各論を通じて、総合的なガラス乾版の史科学を構築する。

目次

総論(ガラス乾板の歴史と保存の意義;写真と歴史学―東京大学史料編纂所の活動を中心にして;写真史料を保存へ導くために)
第1部 ガラス乾板の保全と活用(ガラス乾板の史料学―整理保存と調査による研究資源化の実際;ガラス乾板の取り扱い;ガラス乾板用保存箱の製作;ガラス乾板の劣化例証)
第2部 ガラス乾板の情報化(ガラス乾板のデジタル情報化―デジタル撮影とメタデータの作成)
第3部 ガラス乾板蓄積の経緯とその背景(東京大学史料編纂所における歴史史料の複製とガラス乾板;博物館と文化財写真―奈良国立博物館におけるガラス乾板整理の経験から)

著者等紹介

久留島典子[クルシマノリコ]
東京大学附属図書館長・東京大学史料編纂所教授。専門は日本中世史

高橋則英[タカハシノリヒデ]
日本大学芸術学部教授。専門は写真史・画像保存

山家浩樹[ヤンベコウキ]
東京大学史料編纂所所長・教授。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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志村真幸

0
 1880年代から1960年代まではガラス乾板が写真の主流であり、膨大な数が各地に残されている。しかし、その保存、調査、研究はまだまだで、しかし、壊れやすいものであることから、早急に対策を進める必要がある。  東大史料編纂所などを中心にした研究調査をまとめたもので、保存状況の調査、劣化の現状、デジタル化の方法、研究への利用例などが示されている。  明確な方法論と方向性が述べられており、ガラス乾板を所蔵しているところの関係者は必読。  図や写真も多用され、わかりやすい。 2018/03/26

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