最小の結婚―結婚をめぐる法と道徳

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最小の結婚―結婚をめぐる法と道徳

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  • サイズ B6判/ページ数 379p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768479780
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C1036

出版社内容情報

そもそも「結婚」は、一夫一妻で、排他的で、夫と妻がそれぞれの役割を永続的に責任をもって担わなければならないとされていることに、十分な理由はあるのだろうか、それは善き生の役に立つのだろうか、と著者は問う。本書の伝統的な結婚のイメージから脱却する新たな制度としての「最小結婚」という刺激的な主張は、近年、日本でも注目されている同性婚をめぐる承認の問題や、フェミニズム・ケア論、クィア理論にかかわる家族のあり方の議論に新たな論点を提供するだろう。結婚について哲学的に考察した初めての書。

内容説明

そもそも「結婚」は、一夫一妻で、排他的で、夫と妻がそれぞれの役割を永続的に責任をもって担わなければならないとされていることに、十分な理由はあるのだろうか、それは善き生の役に立つのだろうか、と著者は問う。本書では、「結婚」を道徳的、政治的に徹底検証し、一夫一妻をはじめ、同性同士、複数の関係、友人関係、成人間のケア関係をも法の下に平等に認めるという「最小結婚」制度を提唱する。伝統的な結婚のイメージから脱却する新たな制度としての「最小結婚」という刺激的な主張は、近年、日本でも注目されている同性婚をめぐる承認の問題や、フェミニズム・ケア論、クィア理論にかかわる家族のあり方をめぐる議論に新たな論点を提供するだろう。結婚について哲学的に考察した初めての書。

目次

結婚と哲学
第1部 結婚の脱道徳化(結婚の約束―離婚は約束破棄なのか;結婚にいかに献身するか―概念の手引き;結婚、性行為、道徳;愛する者への特別扱い―結婚・ケア・性愛規範性)
第2部 結婚の民主化(結婚への批判―本質的に不正義な制度か;結婚を定義する―政治的リベラリズムと同性婚論争;最小結婚―政治的リベラリズムは婚姻法にいかなる影響を及ぼすのか;最小結婚実現に向けた課題―貧困・財産・一夫多妻)

著者等紹介

ブレイク,エリザベス[ブレイク,エリザベス] [Brake,Elizabeth]
オックスフォード大学出身、セント・アンドリュース大学で博士号を取得。カルガリー大学、アリゾナ州立大学を経て、2019年夏からライス大学の哲学教授。専門は、倫理学、応用倫理学、政治哲学、フェミニスト哲学、性と愛の哲学、LGBT哲学。Minimizing Marriage(邦題名:『最小の結婚―結婚をめぐる法と道徳』)は、2014年アメリカ哲学協会ブック・プライズ特別賞を受賞している

久保田裕之[クボタヒロユキ]
日本大学文理学部社会学科教授。家族社会学、福祉社会学、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

松本直哉

26
著者の造語「性愛規範性」amatonormativity は、特定の一人の異性との排他的で恋愛的で長期にわたる関係に特別の価値を置く考え方。これが一夫一婦制を特権化し、同性愛やポリアモリーを排除し、独身者を半人前扱いする一方、閉鎖的関係性の中でのDVや放棄を助長し、そこからの脱出を困難にし、婚外子やシングルマザーを見捨ててきた。著者の提案は結婚の廃止ではなく、性愛規範性に収まらない友人関係やケアのネットワークにも同等の地位を与えることだ。自民党の代議士さんたちには到底わかってもらえないだろうけれど...2020/10/10

shikada

22
現代の結婚制度と、その背景にある思想に疑問を投げかける一冊。いわく、現代の結婚制度は、税制や相続面などで一夫一妻制だけを不当に特権化しており、その他の関係(独身者や、LGBTなど)を相対的に冷遇している。また排他的な恋愛関係を是とし、友情やその他コミュニティとのケア関係よりも夫婦関係を優先させる強制力を持っているとのこと。その上で、本書は国家による規制が少なく、当事者が互いにケアをしあう「最小結婚」を提案する。現代の結婚制度が硬直したパッケージだという主張には同意できる部分が多かった。2020/11/29

カモメ

4
婚姻制度に疑問を投げかける。①約束は責務の了承であるが婚礼の誓いでは曖昧となっており、婚礼の誓いを破るのは道徳的に悪であり法的に強制されるべきだというわけではない。②献身に排他性は無関係であり結婚以外の制度も献身を促進できる。献身は無条件であったり永久であったりしなくても誠心誠意のものでありうる。③性的な関係の保護は一夫一妻的結婚を必要とするわけではなく結婚のコストや害、悪徳を無視する。④性愛規範性は恋愛と結婚以外のケア関係を文化的不可視や二次的なものと追いやる。2022/06/23

バーニング

3
ノージックの「最小国家」のアイデアとロールズの政治的リベラリズムを援用しつつ、「最小の結婚」という新しい制度を打ち出す思想を展開する一冊。本書の思想の背景として、異性愛であれ同性愛であれ、「なぜ献身や性行為を結婚の前提にしなければならないのか?」という批判が根底にある(pp.166-175.)。その上で、異性愛や同性愛カップルに限らず、また性的な関係やの有無や献身の程度にかかわらず、多くのカップリングやケアネットワークを包摂するための理論として「最小の結婚」が期待されているとブレイクは主張している。2024/03/25

ゼロ投資大学

3
多くの結婚観が存在するようになった現代において、あらためて結婚とは何かを再定義するとともにその意義を見い出す。結婚は伝統的・文化的・宗教的教義に基づいて、認められてきた社会制度である。2021/12/10

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