室町時代の将軍家と天皇家

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  • サイズ A5判/ページ数 380,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585221296
  • NDC分類 210.46
  • Cコード C3021

内容説明

尊氏から義政までの足利家歴代将軍の朝廷儀礼における行動を分析。将軍家が「公家化」し、自らを北朝天皇家の「輔弼役」(執事)と位置づけ、強力な一体化を築き上げた実態を明らかにする。また、将軍家が天皇家をサポートし、その権威を保障する体制が室町時代の将軍家と天皇家の基本構造であることを提示する。

目次

研究史の整理と本書の視角
第1部 南北朝期の足利将軍家と北朝天皇家(足利尊氏・直義兄弟と北朝天皇家;義詮期における足利将軍家の変質;足利義満の対朝廷政策―「王権簒奪計画説」の再検討)
第2部 室町幕府最盛期の足利将軍家と北朝天皇家(准摂関家としての足利将軍家―義持と大嘗会との関わりから;足利義持と後小松「王家」;足利義教と義満・義持―朝廷行事における行動の分析から;足利義教と北朝天皇家)
第3部 将軍‐天皇関係の本質と帰結(室町殿行幸に見る足利義教の位置づけ;貢馬御覧に見る室町時代の公武関係;義政期の将軍家と天皇家)
室町期公武関係の展開と構造―本書の結論

著者等紹介

石原比伊呂[イシハラヒイロ]
1976年生まれ。聖心女子大学文学部専任講師。専門は、日本中世史(中世後期公武関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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吃逆堂

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室町期公武関係に新たな地平を開いた書。ただまあ、室町殿と天皇・上皇の関係が全体的な構造にどこまで敷衍できるのだろうか、という疑問はある。個々人の思惑があり、儀礼の場で表現されるのはわかるが、それが公武の関係とどうつながるのだろうか、と。2016/04/08

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