西郷「征韓論」の真相―歴史家の虚構をただす

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585220893
  • NDC分類 210.621
  • Cコード C0021

内容説明

西郷隆盛は朝鮮の征服者でもなく、平和の希求者でもなかった。彼の真意はどこにあったのか。西郷が明治六年に唱えた朝鮮遣使論について、「征韓説」「交渉説」の両説を検討。虚構の歴史が創り上げられていく過程を明らかにするとともに、朝鮮遣使論の真相を解明する。

目次

序章 二つの史料と対立説
第1章 副島外務卿の渡清
第2章 西郷の朝鮮遣使発議時期
第3章 西郷書簡の解釈
第4章 「始末書」の解釈と史料批判
第5章 勝海舟の西郷征韓論者否定論
第6章 征韓論の語義と語法
第7章 西郷の心事
結章 虚構性の検証

著者等紹介

川道麟太郎[カワミチリンタロウ]
1942年、神戸市生まれ。元関西大学工学部教授(2006年依願退職)。工学博士、建築論・建築計画学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズツキ

4
従来の西郷隆盛の征韓論の大多数の見解は武力による強硬な支配だとされてきた。その意見に対して名指しで反証し、近年注目されている平和的外交による交流を目論んでいたという論考を補強する。著者は恐らく強固な西郷の信奉者だと思うが、明治六年の政変にしても西南戦争にしてもやっぱりどこかズレてると思うのよね。2014/09/17

takao

3
ふむ2024/04/15

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