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内容説明
江戸時代の武士たちは何を読み、何を信条に生きぬいたのか。弱肉強食の時代において、武田信玄は、上杉謙信は、織田信長はどのような生き様を見せたのか。そして武士道の真髄とは何か―戦国時代を描いた名著を紐解き、武士たちの精神史を追う。苛酷な現代を生き抜くために、時代小説・歴史ドラマをより楽しむために、格好の一冊。
目次
第1章 戦国の名著(『甲陽軍鑑』高坂昌信;『信長公記』太田牛一;『太閤記』小瀬甫庵;『三河物語』大久保彦左衛門;『雑兵物語』松平信興;『おあむ物語』と『おきく物語』)
第2章 戦国武将の実像(『日本外史』頼山陽;『武将感状記』熊沢正興;『常山紀談』湯浅常山;『名将言行録』岡谷繁実)
第3章 戦国武将の家訓(「武田家家法九十九箇条」;「上杉謙信触書・家訓」;「山本道鬼入道百目録」;「武将諸家家訓」)
著者等紹介
北影雄幸[キタカゲユウコウ]
1949年東京都生まれ。早稲田大学卒業。「男の生きざま」をテーマに、武士道と軍人精神の究明に傾倒し、関連書籍の出版を重ねる。『甲陽軍鑑』を、武士道をキーワードに読み解いた『実録・風林火山―『甲陽軍鑑』の正しい読み方』(2007年)にて、第25回日本文芸大賞・歴史文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そらもうら
1
戦国の臨場感が伝わってくる名著を興味がわくようにうまくまとめられていたと思う。 それらの本を読みたくなった。2012/04/10
邑尾端子
0
戦国時代の気風がわかる名著10冊をわかりやすく紹介した一冊。著者が歴史研究者ではなく武士道の研究者であることもあってか、あえて史料批判(史学的正確性の評価)は一切行っておらず、あくまで思想面の解説が中心である。原典の雰囲気をそのままに戦国の雰囲気を味わってみたいという時には最適だと思う。原典を読んでみたくなる。2013/03/03
史
0
あくまで通説的で、20世紀史観な内容。歴史というよりかは心構えというか、説話的。原本の抜粋であること以外にはなにもない。2018/10/13
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