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内容説明
特攻隊員は誰もが、「桜咲く日本は、あまりに美しい祖国也」と思っていた。その祖国が滅亡の危機に瀕した時、若者たちはためらいもなく桜の詩情の中に散って征った。桜の美学とは散華の美学であると同時に再生の美学でもあった。
目次
第1部 桜と軍歌(桜と軍人;桜と軍人教育;桜と戦陣訓 ほか)
第2部 桜と特攻隊員(十七歳の青春―もっとも若い特攻隊員;十八歳の青春―予科練の出陣;十九歳の青春―予科練と少年航空兵の精鋭 ほか)
第3部 特攻隊員が詠んだ桜花(神風特攻隊員の詠んだ桜;桜花特攻隊員の詠んだ桜;回天特攻隊員の詠んだ桜 ほか)
著者等紹介
北影雄幸[キタカゲユウコウ]
1949年東京都生まれ。早稲田大学卒業。若き頃より短歌の道を志し、日本語の美しさを学ぶ。平成年代に入り、「男の生きざま」をテーマに、武士道と軍人精神の究明に傾倒し、関連書籍の出版を重ねる。『甲陽軍鑑』を、武士道をキーワードに読み解いた『実録・風林火山―『甲陽軍鑑』の正しい読み方』(2007年)にて、第25回日本文芸大賞・歴史文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。