深草元政『草山集』を読む―近世初期学僧のことばと心

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  • サイズ A5判/ページ数 445p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784585210405
  • NDC分類 919.5
  • Cコード C1015

出版社内容情報

近世初期、仏教界のみならず、文学そして出版界にも名を馳せたひとりの学僧がいた京都深草に庵を結んだ元政上人である。
当時の人びとに愛され数多くの著作が版行された元政の文学の精髄を集めた詩文集『草山集』の全編を読みやすい読み下し文にして収載。元政そして『草山集』の魅力を伝える解説を附した。
「ことば」によって「いのち」を紡ぎ、人の心を伝えていった元政。350年を経て今なお褪せることのないそのことばの力を味読する。

*深草元政上人(1923-1668)
江戸時代前期の日蓮宗の僧。
武士の子として京に生まれ、彦根藩士となるも生来病弱のため26歳で致仕出家、その後、深草に庵を結び、46歳で遷化するまでの歳月を、祖師日蓮上人と法華経の教えに従い、戒律を守りひたむきな仏道修業に生きた人として知られている。
幼少のころより古典を愛し、文学の人としても著名。松永貞徳や熊沢蕃山、北村季吟、石川丈山など様々な分野の人びとと交友関係を有し、その多岐にわたる著作は多くが出版され、広く読者を得た。
主要著作に『龍華歴代師承伝』『本朝法華伝』『釈氏二十四孝』『扶桑隠逸伝』『身延道の記』『温泉遊草』『温泉再遊』『元元唱和集』『聖凡唱和』『草山和歌集』などがある。

カラー口絵

刊行の辞 艸山瑞光寺 川口智康
刊行の序 立正大学名誉教授・大本山 本圀寺 貫首・文学博士 伊藤瑞叡
序 文 国文学研究資料館名誉教授 岡雅彦

凡 例

【草山集】
草山集総目
  草山集叙
第一巻―天
 叙
第二巻―地
 書
第三巻―玄
 書
第四巻―黄
 記
第五巻―宇
 記
第六巻―宙
 伝
第七巻―洪
 行状  墓誌
第八巻―荒
 銘
第九巻―日
 銘/箴/讃/頌
第十巻―月
 仏事
第十一巻―盈
 雑著
第十二巻―呉
 雑著
第十三巻―辰
 賦
第十四巻―宿 詩
 五言古
第十五巻―列
 七言古
第十六巻―張
 五言律
第十七巻―寒
 七言律/排律附
第十八巻―来
 五言絶/六言絶附
第十九巻―暑
 七言絶
第二十巻―往
 雑体

【草山続集】
第二十一巻―秋
 詩
第二十二巻―収
 詩
第二十三巻―冬
 詩
第二十四巻―蔵
 詩
第二十五巻―閏
 文
第二十六巻―余
 文
第二十七巻―成
 文
第二十八巻―歳
 文
第二十九巻―律
 文
第三十巻―呂
 文

解 説 村木敬子
元政上人略年譜 村木敬子

元政庵瑞光寺 川口智康[ゲンセイアンズイコウジ カワグチ チコウ]

内容説明

近世初期、仏教界のみならず、文学そして出版界にも名を馳せたひとりの学僧がいた―京都深草に庵を結んだ元政上人である。当時の人びとに愛され数多くの著作が版行された、元政の文学の精髄を集めた詩文集『草山集』の全編を読みやすい読み下し文にして収載。元政そして『草山集』の魅力を伝える解説を附した。

目次

草山集(天;地;玄;黄;宇;宙;洪;荒 ほか)

著者等紹介

川口智康[カワグチチコウ]
元政庵瑞光寺十五世(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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