べんせいライブラリー<br> ささやき

べんせいライブラリー
ささやき

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  • サイズ B40判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784585103660
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0292

内容説明

理想と現実の相剋に苦悩し、孤独のなかに永遠の世界を求め飛翔したひとりの少女・清水澄子。信州・上田が生んだ夭折の文学少女、その短篇小説・戯曲・随想・詩・短歌を収録。青春の寂しさと悲しさをあますところなく伝える名作。

目次

ささやき
葉月
思い出
日記おりおり
消ゆる前(随想・書簡)
コスモスの花
遺書

著者等紹介

清水澄子[シミズスミコ]
1909年5月1日、長野県上田市生まれ。教員の両親のもとに育ち、1922年4月、上田高等女学校に入学。1925年1月7日、家族に遺書を残し、自裁。享年15歳。生前に書き溜めていた詩・エッセイ等をまとめた遺稿集『ささやき』は大きな反響を呼び、当時のベストセラーになった
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

25
世の中の不条理、更に言えば、教師を始めとする鈍感な人間どもの振る舞いを、武装せず、丸裸のまま受け止めてしまった著者。十五歳で自ら命を絶つ。遺書に「光を求めて永遠の世界に行きます」との言葉が。だが、もう少し我慢してほしかった。「光」は現世にある。それを示してくれる人物や哲学にも出会えたかもしれないのに。2022/07/06

町歩き

3
大正時代に鉄道自殺をした少女の随筆集。澄んだ感受性、その時の思いがつまっています。2018/10/09

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