内容説明
オリエンタリズムに抗い現実にはげしく応答する「複数のアジア」の実践。その証言に耳を傾け、国家と文化の根底を問う。
目次
佐藤信インタヴュー 黒テントの「アジア」―二十年の軌跡
エドワード・サイードインタヴュー 批評・文化・パフォーマンス
アジア演劇の再発見
混沌とした美の召集―アジア・ミーツ・アジア演劇祭の経験
共同討議 移動するアジア―実験的現代性とはなにか
ピーター・ブルックの『マハーバーラタ』―インドからの眺め
浮遊する言葉、ゆらぐ主体…
現代中国演劇の世界的文脈―その含蓄的絡み合いについて
太陽劇団とアジア伝統演劇
ブレヒトのアジア―そのトポロジーの変容〔ほか〕