内容説明
辻邦生の文学と生涯を知る最適の入門書。『廻廊にて』『安土往還記』『背教者ユリアヌス』『西行花伝』など、西洋文学の深い造詣に裏打ちされた数々の名作を残した辻邦生。その波乱に富んだ生涯を知り、代表的な作品を解説する。気鋭の評論家による評伝の決定版。
目次
第1章 出生から旧制中学校まで
第2章 旧制松本高等学校時代―青春のアルカディア
第3章 大学、大学院時代
第4章 最初のパリ留学時代―小説の発見まで
第5章 作家辻邦生の歩み
作品案内
著者等紹介
三木サニア[ミキサニア]
久留米信愛女学院短期大学教授。ショファイユの幼きイエズス修道会会員。関西学院大学大学院博士課程修了。大学院では主として室生犀星、萩原朔太郎等の近代詩を研究する。主著は『遠藤・辻の作品世界』(平成5年双文社出版)。他に、犀星、朔太郎等、近代詩の研究及び、辻邦生、遠藤周作等の作品論がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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