日本の作家100人
芥川龍之介―人と文学

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585051619
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0091

目次

芥川龍之介の生涯(芸術への開眼・小説家の誕生;文壇への登場と最初の挫折;芸術による現実の止揚―芥川の芸術至上主義;現実への還帰;新時代の胎動の中で ほか)
作品案内(羅生門;鼻;戯作三昧;地獄変;蜘蛛の糸 ほか)

著者等紹介

海老井英次[エビイエイジ]
1938年東京都生まれ。九州大学文学部卒業。北九州大学助教授・九州大学教養部教授・同大学院教授などを経て、現在は京都女子大学文学部教授・九州大学名誉教授・文学博士
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感想・レビュー

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あいくん

13
☆☆☆☆再読です。海老井英次さんには大学時代、芥川龍之介について教わりました。懐かしいです。海老井さんは、角川書店の鑑賞日本現代文学「芥川龍之介」も執筆されていました。1938年生まれの海老井英次さんはいま80歳過ぎです。芥川龍之介の作品の特徴は、西洋文学の素養、今昔物語などの取り込み、などがみられます。この本は芥川龍之介の伝記と作品案内、年譜から成っています。いまから100年前のスペイン風邪の流行にも触れてあります。同じころに米騒動もありました。後の妻の塚本文はもともと幼なじみでした。 2020/06/15

あいくん

11
☆☆☆海老井英次さんは九州大学卒業です。北九州大学、京都女子大学、九州大学の教授を務められました。芥川龍之介が専門です。わたしは大学時代に習ったことがあります。懐かしいです。この本は2003年に出ています。わたしが大学を出てずいぶん経ってからの著作です。芥川龍之介の書簡が紹介されています。手紙文での芥川龍之介のことばは素直な感じがします。夏目漱石に「鼻」をほめられ、漱石に心酔していた芥川龍之介は漱石の死にはショックを受けます。2019/09/20

rbyawa

1
i047、人生そのものに関しては彼にまだ他にいろいろな職歴、というか数多のメディアとの関係があることや、面倒をみていた相手を知っているので詳しいとは思わないものの、あの、代表的な作品と大まかな評論に関してはほとんどが見れるのではないかなぁ…普段見れない低レベルの文章がわんさと見れます…もう、てにおはから怪しい…(評論はレベル高くないと批判された当人の研究でないとわりと見られない)。友人の菊池寛だと頭から無視しそうな内容なものの、言葉の端々に「勉強の出来る馬鹿」めいた片鱗が。流せないと地獄だよなこの人生…。2018/08/03

じゃくお

1
芥川龍之介の生涯のみを纏めた本は意外と珍しく、芥川について学ぶには基本書となるでしょう。第五章では、関東大震災における大火について芥川の雑記が載っている。しかし、この本に載っている部分だけでは芥川の思いを伝えるには不十分で、その雑記に続く部分も載せた方が良かっただろう。また、作者のこの雑記に対する読み取りには僅かに違和感を覚える。 作品案内も載っていて、読みのポイントも併せて書かれている。おそらく基本的で一般的な読み取り方の筈だが、僕にとっては発見もあり、まだまだ勉強が足りていないことがわかった。2016/12/20

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