内容説明
棘とげしく罵りあった、不幸な日々を救いあげたのは、ことば。哀号 哀号、それは母の声、いつまでも魂にひびく叫びであった。在るがままの事実にとどまらず、虚構の力をもかりて、作家の人生を限りなく叙情的に描き出したオートフィクションの力作。
著者等紹介
松本富生[マツモトトミオ]
1937年、韓国慶尚南道三千浦市実安洞に生まれる。明治大学文学部卒。1972年、35歳時に日本国籍に帰化。1986年、小説「野薔薇の道」で、第六三回『文學界』新人賞受賞。日本ペンクラブ会員。栃木県文学大賞選考委員。栃木県文芸家協会常任理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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