内容説明
9・11は国際テロリズムにたいする共闘、さらにはエネルギー経済協力をも目的として米ロを結びつけた。そしてイラク戦争はこの「異常な同盟」を揺さぶる最初の危機であった。米ロ2国間の関係の変化と、それが世界の国々に及ぼした影響について論究する。
目次
米国(セキュリティ・パラドックスに陥るアメリカ;「ネオコン」とイラク戦争)
ロシア(プーチン外交の漂流;イラク戦争で露わになったロシア外交の本質―ロシアとイラク、欧米関係を中心に)
中国(中国外交の新思考;9・11後の中国―安定的発展の模索)
米欧、米ロ、米中、中ロの二国関係(イラク戦争と米欧関係;米ロ協調体制の成立と動揺 ほか)
日本(イラク戦争への日本の対応)
著者等紹介
木村汎[キムラヒロシ]
拓殖大学海外事情研究所教授。ロシア政治専攻
朱建栄[シュケンエイ]
東洋学園大学人文学部教授。国際関係、現代中国論専攻
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