がん「ステージ4」から生まれ変わって―いのちの歳時記

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がん「ステージ4」から生まれ変わって―いのちの歳時記

  • 小倉 一郎【著】
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  • 双葉社(2023/12発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575318456
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

23年5月、「気弱な小市民を演じたら日本一」と称される俳優・小倉一郎が人気番組『徹子の部屋』に登場。ステージ4の肺がんからの生還を笑顔で告白し、大反響を呼んだ。
20年以上前にタバコをやめたはずの体を直撃した、凄絶な闘病――名優は、いかにして命拾いすることができたのか? これまで詳細に明かせなかった復活までの歩みを、本人みずから語り下ろす。
2時間ドラマのキーマン役や、俳句番組のガイドなど充実した役者人生を送る小倉に、突然の試練が降りかかったのは前年の春。
まるで極太の包丁で刺されているかのような背中の激痛に耐えかねて総合病院を受診したところ、右肺を原発に胸骨・肋骨・リンパ節に転移したステージ4の進行がんが発覚。医師に「余命は1~2年」と宣告されてしまう。
一時は死を覚悟したものの、愛娘の英断で、がん専門病院に転院。待っていたのは、明るく丁寧に接してくれる主治医やスタッフ、そして最先端の医療だった。
その後の検査で脳転移も判明するなか、「やれることは、すべてやっていきましょう」と励ます主治医の言葉を信じ、人生初のがん治療に踏み出した小倉。これが運命を大きく変えることになる。目視できる範囲内のがんが消滅したのは、それから1年余り後のこと。まさに、奇跡は起きたのだ。
一度は「治療不可能」と切り捨てられながら、なぜ劇的な復活を遂げることができたのか? 本書でその真相を余すところなく打ち明けた小倉は、こう訴える。
「残念ながら、ステージ4のがんをすっかりなかったことにする”魔法の杖”はありません。どんなにいい薬も、体に合わなければ効きませんし、副作用もほとんど感じなかった僕は、たまたまラッキーだったのかもしれない。再発・転移を防ぐために、月1回の化学療法は今も必須です。でも、余命宣告を受けた時点で諦めなくてよかったのは確か。どうか皆さん、叩ける門は、すべて叩いてほしい。やれることがまだ残っている可能性に賭けてほしいんです」
余命宣告から名優を蘇らせた「真実」とは? 絶望の淵から救ってくれた深い家族愛とは? そして、病を得たことで見出した希望の光とは? 生きることを決して諦めないための必読書。

内容説明

名優はいかにして「余命宣告」から生還したのか?今明かす「がんとの闘い」、そして「奇跡」のすべて。

目次

第1章 予兆(始まりはロケ中の「足首骨折」から;突然、右の背中に激痛が!! ほか)
第2章 告知(いきなりの余命宣告;もはや助からないのならば ほか)
第3章 救いの手(神奈川県立がんセンターに転院;主治医・牛尾良太先生との出会い ほか)
第4章 奇跡(治験参加の中止と、人生初の化学療法;2時間「まな板の鯉」になる ほか)
第5章 生かされて、今思うこと(なぜ僕は生還できたのか?;最後まで生きるのをあきらめないための3カ条 ほか)
生まれ変わっても、お父さんの娘に(小倉瑞希)

著者等紹介

小倉一郎[オグライチロウ]
俳優・俳人。1951年、東京生まれ。幼少期を鹿児島県・下甑島で過ごし、小1の夏に上京。9歳から映画のエキストラとして『飢餓海峡』等の現場に通う。東映児童演劇研修所を経て64年、13歳の時に石原裕次郎主演の映画『敗れざるもの』で本格デビュー。ギターや墨絵等をたしなみ、結社「あおがえるの会」を主宰する俳人の顔も持つ。2023年、ステージ4の肺がんからの生還を機に、芸名を俳号にちなんだ「小倉蒼蛙」に改名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

15
帯の「奇跡」という言葉にスピくさいものを一瞬想像した私を許してください。アマゾンではずーっと品切れ。粒子線治療のくだりで、これ https://bookmeter.com/books/13444966 を思い出し、ひょっとして重粒子治療推しの話なのかと思った。抗がん剤は”たまたま”効いたもの、という印象を持っているのだけど、著者の奇跡についても同じ感があり、この魅力的な言葉に踊らされてはいけないよ。その”たまたま”に縋らざるを得ないことはあるだろう。2024/01/17

必殺!パート仕事人

1
最初の病院で打つ手が無いように言われたのに、転院先で化学療法も抗がん剤も効いてラッキーでした。でも、その前に「癌かも」と思わせてくれる、いとこの存在があり、「そんなにすぐにあきらめるな」と言ってくれる同僚、転院を決めてくれた娘さんがいたんですね。三木清隆さん、懐かしい。2024/01/27

markuna

0
私もがん患者、10年ほどで再発。がんの種類は、違いますが、参考になります2024/03/31

kazuyuki.matsuda

0
読みやすいエッセイ。 具体的で詳しい闘病記。2023/12/25

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