遊学叢書
反近代の精神 熊沢蕃山

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  • サイズ A5判/ページ数 392p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585040873
  • NDC分類 121.55
  • Cコード C1323

内容説明

武士という名の「会社人間」が登場し、経済至上主義化とそれに伴う自然破壊が始まるなど、原初“近代”としての江戸時代。陽明学という“近代思想”で主体的自己を確立し、今日にも通じる“近代”の矛盾を真正面から批判した江戸初期の思想家熊沢蕃山を多面的に論じた快著。

目次

序 「近代」へのプロテスト
第1章 蕃山の生涯と挫折
第2章 蕃山における近代精神
第3章 蕃山の近代批判
第4章 反近代・反時代的精神

著者等紹介

大橋健二[オオハシケンジ]
昭和27年福島県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。伊勢、奈良、奈良日日各新聞社で報道部デスク、論説委員、取締役主筆、編集局長、奈良中央新聞発行本社代表取締役を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

12
著者は地方紙の要職を歴任した方。蕃山の生涯や後世への影響、明治以降の様々な評価を通して、その真価を浮き彫りにしようとしています。虚無に転ずることなく、常に自己を確立しようとする蕃山の姿を「反近代」というキーワードで描こうとしていますが、在野の研究者であり続けた著者だからこその、在野の巨人=蕃山への強い敬慕に心打たれる研究書でした。2022/12/29

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