内容説明
大きく萎縮し、当らず触らずの、はなはだいびつな、朝鮮に関わる言説。なぜ、そうなってしまったのか。新世代が提示する新たな文学・文化論の方法。
目次
第1章 「内鮮結婚」の文学
第2章 創氏改名の時代―金史良論(1)
第3章 白々教事件と朝鮮の現実―金史良論(2)
第4章 母胎としての水原―湯浅克衛論(1)
第5章 「心田開発」の朝鮮風景―湯浅克衛論(2)
第6章 田中英光の朝鮮と牧洋という鏡―李石薫論
第7章 近代への方向と挫折―張赫宙論
著者等紹介
南富鎮[ナンブジン]
1961年、韓国醴泉で生まれる。慶北大学校国語国文学科卒業。高等学校の国語教師を経て、1990年10月、日本文部省国費留学生として来日。筑波大学大学院文芸・言語研究科で修士(学術)、博士(学術)学位取得。筑波大学文芸・言語学系外国人研究者。日本学術振興会外国人特別研究員
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