出版社内容情報
中国二千年の文学理論と批評の発展的歴史を簡潔に叙述し、詩文以外の戯曲、小説、民間文学までも考察の対象とした均衡のとれた総合的批評史。
内容説明
『文心雕竜』『詩品』『滄浪詩話』など重要著作はもちろん、宋代の思想家による文学否定論、さらには宋代の詞(こうた)、『三国演義』『水滸伝』などの明清小説、現代の京劇へと繋がる明清の戯曲についての理論も取り上げて解説する。汗牛充棟ただならぬ量の文学批評理論の書物から、凡庸を排し、付和雷同を除き、時代を切り開いた優れた理論のみを取り上げる総合的批評史。
目次
第1編 先秦の文学批評
第2編 漢代の文学批評
第3編 魏晋南北朝の文学批評
第4編 隋唐五代の文学批評
第5編 宋金元の文学批評
第6編 明清の文学批評
著者等紹介
周〓初[シュウクンショ]
1929年生まれ。上海南匯出身。現在、南京大学教授、中国唐代学会顧問、中国古代文学理論学会顧問。唐代文学、中国文学理論を専門とする
高津孝[タカツタカシ]
1958年生まれ。鹿児島大学法文学部教授。専門は中国古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。