内容説明
悠久の時を隔てて伝えられた、先祖伝来の国民財産・文化財。文書・絵画・彫刻・建築・近代遺産など文化財を、どう取り扱うべきか。考古学・保存科学・美術史・建築史・日本史…個々の学問の枠を超え、衆知を合わせ新たな学問「文化財学」を提唱する。
目次
研究報告(和紙―その利用について;和紙の修復と保存;彫刻―主としてその活用について;建築修理の現状と課題;建築文化財の現在;建築文化財の活用)
総合討論 文化財の保存・修理と活用の方向
補論(醍醐寺における文化財管理;中世寺院における「書様」と料紙―特に「強杉原」に注目して;中世寺院にみる紙の利用について―「大乗院寺社雑事記」を通して)




