目次
源氏物語を中心に
日本における受容
室町物語における『白氏文集』享受
わが国における元白詩・劉白詩の受容
金沢文庫と白氏文集
大江匡房の言説と白居易―『江談抄』をめぐって
無往の白居易
願文・表白を中心に
もうひとりの白楽天―偽伝と偽書の世界から
白氏文集と平家物語
『新楽府』受容の新傾向と「立后之事」(『太平記』巻第一)―「白楽天カ書タリシモ理也」の周辺
能における白居易の受容
花の中に偏に菊を愛するにはあらず―前中書王、嵯峨隠君子、西宮殿
我邦中世の寺院の“学文”と白居易の時空―太子伝の「学文」周辺から日蓮系の一書に及ぶ
五山文学における白詩の受容
近世詩壇と白居易