内容説明
「駆け出しの作家」である私は、『楢山節考』、『風流夢譚』の作家・深沢七郎と、寝食をともにしながら「小説書き競争」を行う。「後にも先にもこんなに恐ろしい人に会うことはもうないだろうと思いたかった」先輩作家と過ごしたラブミー牧場での日々を描く表題作など、6編を収める連作小説集『ラブミー・テンダー』ほか、タダの人=庶民を主人公に人生の喜怒哀楽を描いた『下の公園で寝ています』『不憫惚れ』を収録。
著者等紹介
立松和平[タテマツワヘイ]
作家。1947年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞。80年『遠雷』で野間文芸新人賞、93年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、97年『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞、02年『道元の月』で第31回大谷竹次郎賞、07年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞、第5回親鸞賞を受賞。2010年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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