出版社内容情報
齋藤孝[サイトウタカシ]
著・文・その他
内容説明
手抜きという言葉は否定的な意味合いを持ちますが、「手抜き力」はポジティブな言葉です。「常に全力」では疲れてしまいます。メリハリをつけてこそ、大人の仕事術と言えます。不要な手間やムダな時間を省くことで、徒労感によるストレスが解消され、貴重な時間が生み出され、仕事はシンプル化されて、スピード感がもたらされます。手抜き力こそ、現代人が身に付けるべき、ビジネス・スキルなのです。その極意やノウハウを余すところなく紹介します。
目次
1章 手抜き力とは何か(手抜き力とは「ムダをそぎ落とす力」;手抜き力とは「本質を捉える力」 ほか)
2章 ポジティブ手抜き 5つの実践ルール(優先順位を最優先に決める;「念のため」と「一応」をやめる ほか)
3章 ビジネスに生かす「手抜き力」(デキる人ほど手抜きが上手い;必要なものだけを効率よく―手抜き情報収集テクニック ほか)
4章 手抜き力を磨くトレーニング(15秒で伝える練習―本質を抽出する要約力を鍛える;「ザッと目を通す」練習―情報をふるいにかけて本質だけを取り出す ほか)
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mug
56
「手抜き」ではなく「手抜き力」。抜いていい所は抜き、大事な所に力を入れることが重要。●まずは最優先の仕事を突破 ●「ペンキの上塗り方式」で仕事を前進させる(とりあえず一通り塗って、後から足していく)●アウトプットしないものはインプットしない(“念のため““もしかしたら”思考の私には耳が痛い😅)2021/01/31
yk
5
いい本だったなー。ベターっとした授業、レポートってのが印象的だったなー。これはまさに本質をとらえず「一応」全部やるからこうなっちゃうんだよな。ほんとこの考え方のせいで学校の授業はだいぶ損したな。せっかく面白い内容でものっぺりして眠くなっちゃうよ。いやよくまとまっててオススメしたい本だ。2021/03/16
hinotake0117
2
定期的に齋藤孝氏の本を手にするが、「○○力」とその本で主張したい軸をまとめるのがうまい。それがまさに不要なものを見切るこの手抜き力につながる部分にもなのかとも思う。 あとは変わらない相手に労力を割き過ぎず受け入れることも大事。2022/12/14
パペイ
0
手抜き力とは、無駄をそぎ落とし、本質を捉え、融通を利かせ、ストレスを解消する力。そのためには、優先順位を決め、「念のため」「一応」をやめるとともに、自分の型を決め、逆算の習慣を付けることが大切だ。2024/09/28
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