ワニ文庫
信長・本願寺十年戦争―信長が最も苦戦した戦い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784584393901
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0121

内容説明

信長の「天下布武」の過程で大きな障害となったのが、各地の一向宗門徒であり、石山本願寺であった。一向宗門徒の殲滅を計る信長に対し、本願寺の顕如は、各地の一向宗門徒に蜂起を指令、かつ武田信玄・浅井長政・朝倉義景・毛利輝元・足利義昭らと“反信長戦線”を構築して徹底対決した。そんな十年に及ぶ石山本願寺合戦の全貌を、本願寺の側から克明に活写し、日本戦国史に一石を投じる一冊。まさに、この戦いは、日本の中世から戦国、そして近世にいたる時代を決定づけるものであった。

目次

第1章 緒戦「破却すべきの由」―石山本願寺の挙兵の背景
第2章 戦線拡大「油断なく入魂あるべき事」―信長包囲網の形成とその実態
第3章 戦線崩壊「信長に対し遺恨深重に候」―伊勢長島・近江・越前の決起
第4章 長島潰滅「餓死ことのほか多き由」―信長の“根切り”作戦の意図
第5章 天王寺合戦「忠節感じ入り候」―本格的な戦闘から篭城へ
第6章 雑賀衆「法敵をたいらげよ」―本願寺を支えた主力部隊の実態
第7章 石山篭城「惣赦免の事」―信長と本願寺の講和の真相
第8章 本願寺焼亡「黒雲となって焼けぬ」―顕如・教如の親子対立と本願寺分裂の背景

著者等紹介

武田鏡村[タケダキョウソン]
1947年、新潟市生まれ。日本歴史宗教研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

15
麒麟ではさらりと過ぎてしまったが、信長後半生の紛れもなく最大の敵であり、その覇業を大きく翻弄した宗主顕如率いる本願寺勢力の特異な実態と戦いの通史を必要十分に学べる一冊。巻末の本願寺屈服が、信仰に拠って独自の交易・経済を確立した中世的自由民の生活の終焉、宗教教団が武家政治に支配・統制される端緒となったという著者の言葉は印象深い。それ自体は是非に及ばずの歴史の流れだが、一つの既得権益集団が巨大な統一権力に無力化される過程で起きた必然的な大戦さと見ればかくも凄惨で大規模な戦いとなったことも理解できる。2020/12/18

黒猫

9
本願寺恐るべし。民衆の力はスゴい。信長包囲網が呆気なく瓦解した後も、強力な門徒の支援、寺内衆をまとめあげ、毛利氏、足利義昭(この人もかなり謀略を用いて信長を消そうとした執念は恐ろしい。最後の将軍といえど、徳川慶喜とは大違い)と連携して信長を仏敵として大いに苦しめたのは民衆の力の結集だった。毛利氏も義昭もいなくなっても更に信長を倒そうとした教如もスゴい。今京都の本願寺がなぜ東西に別れているのか知れて良かった。それが、父子の確執からくるとは皮肉ですが、とにかく本願寺から信長を見るという視点は新鮮ですねー。2016/04/07

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