出版社内容情報
なぜ、日本史の教科書は七世紀から始まるのか? ヤマト建国の秘密は出雲神話が隠されている!天孫降臨のルーツ……etc.神話を捏造した藤原氏の野望を探ることで日本人の正体がわかる!
内容説明
日本人の宗教は何かと問われて、即答できる人は少ないのではなかろうか?また、伝統的な信仰とされる神道に対してもそれを説明できる人間は稀である。そんな中、今改めて神話が見直されつつある。それは日本人の信仰の基礎となる神話の意味を問い直している行動のあらわれではなかろうか。しかし、我々の知る神話には恐るべき改竄が行われていた。歴史を捏造したのは藤原氏繁栄の基礎をきずいた藤原不比等。その神話のカラクリを暴いた時に、真実の歴史が我々の前に姿をあらわすのである…。
目次
序章 日本の神話と多神教が世界を救う?(日本人には無自覚な信仰心がある?;日本はクリスチャンが一パーセント、イラクは三パーセントの謎 ほか)
第1章 天孫降臨神話のルーツは飛鳥の政変劇だった(「神話」に関する素朴な疑問;「神話」とは何か ほか)
第2章 神武天皇は本当は弱かった?(日本の神は神であって神ではない?;一寸法師のやらかした汚すぎる手口 ほか)
第3章 出雲神話にはヤマト建国の秘密が隠されていた(天皇の不可侵性はどうして生まれたのか;日本人が多神教を守ってきた意義 ほか)
第4章 神話を捏造した藤原氏の陰謀(日本史の教科書が七世紀から始まっている理由;ヤマトは「祟る神」の神武を恐れていた ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年生まれ。歴史作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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あおい