内容説明
白虎隊ら多数の会津藩士が命を落とし、凄惨を極めた会津若松城下の戦いから百四十年余りが経った。しかし、いまだに会津、長州両者の怨念は根深い。平成の今、史実を丁寧に紐解きながら、会津と長州の和解を目指すことが本書の目的である。戊辰戦争とは何だったのか―その問いの果てに、著者が見た一筋の光とは。
目次
第1章 会津藩とはなにか
第2章 長州藩とはなにか
第3章 新選組登場
第4章 会津と長州の激突
第5章 大どんでん返し
第6章 会津戦争は引き分け
第7章 和解への道
著者等紹介
星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学国史学科卒、日本大学大学院修了。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかむら
2
明治維新以降、薩長土肥を中心とした藩閥政治であり、それをもとにした教育が行われていたせいか、日本史、特に明治維新を薩長土肥を官軍とし、旧幕府側を賊軍とする流れができてしまっているような気がした。立て続けに、奥羽列列藩同盟側の本を読んだためか、その構図に疑問を感じてきている。 勝者の側からの歴史ではなく、敗者の側から見た歴史についても、もっと知るべきということを再確認した。本書はまだまだ表層の一部のような気がするので、より深く知りたい、また別の視点からも調べてみたいと感じた。2013/08/04
keisuke
1
そんなに根強い確執が続いていたのかと思った。会津、長州双方からの視点で書かれていたので分かりやすかった。2014/04/27