内容説明
直心影流の手練で、船宿の船頭を生業にする浪人・小佐々銑十郎。よろず稼業で引き受けたのが、寄場送りから娑婆に出てくる大店「久吾屋」の長子・久次を実家に連れ戻す仕事だった。病床に伏した父親が、久次を勘当したあげく、道を踏み外させたことを悔い、詫びたいという。だが、父子の確執から、息子は聞く耳を持たない。そんななか、昔の悪仲間が久次に甘言を弄し近寄ってくる…。好評シリーズ第四弾。
著者等紹介
笠岡治次[カサオカハルジ]
愛知県生まれ。大学卒業後、歴史関係の編集者を続けながら、時代漫画、映画作品のシナリオ、演劇脚本などを執筆。架空戦記で作家デビューを飾り、以後の作品は、ミステリー、ホラーと幅広く書き分け、長篇時代小説『百姓侍人情剣』を上梓する。江戸情緒溢れる人情時代小説が好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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