内容説明
元与力、井上孫四郎は、新たに始めた捜し屋稼業がようやく軌道に乗り始め、ひと息ついたところ。そんな孫四郎夫婦に舞い込んできたのは、七人の捨て子の親探しと世話の依頼だった。育ち盛りの子どもたちの底なしの食欲に圧倒される孫四郎と妻のお福。だが、孫四郎は捜し屋稼業で江戸の闇に足を踏み入れた結果、人身売買であくどく儲ける極悪人に命を狙われるようになっていた。預かった子どもたちのために買い出しに出た孫四郎を尾行する不審な人影が!?書下ろし時代小説。
著者等紹介
池端洋介[イケハタヨウスケ]
1957年、東京生まれ。雑誌編集者、業界紙記者を経て、執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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