内容説明
江戸時代を通じて、藩の命運を握っていたキーマンは、家老であった。藩の財政危機に、藩主が道を誤ったときに、お家騒動に直面したときに、彼らはどう思考し、どう行動したか。河井継之助、二宮尊徳、大石良雄、後藤象二郎…歴史に名を刻んだナンバー2たちの生き様とその役割を追い、彼らの生き方の美学に迫る。
目次
第1章 トップを支える名補佐役の条件
第2章 財政難の窮地をどう救ったか
第3章 組織のために身を引くナンバー2の責任の取り方
第4章 騒動の陰に潜むナンバー2の役割を探る
第5章 主君と対立したときナンバー2はどうするか
第6章 激動の時代に必要なナンバー2の資質とは
著者等紹介
鈴木亨[スズキトオル]
1932年、福島県生まれ。早稲田大学仏文科卒業。人物往来社出版部長、秋田書店出版部長、同社の歴史雑誌『歴史と旅』編集長を歴任。日本文芸家協会会員。日本史に精通し、現在は著述家として活躍、講演も精力的にこなしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。