内容説明
本書では今日の常識、社会通念として多くの人から性の異常とみなされている現象を取り上げて、異常性欲という側面から、エロスの世界に迫ってみる。
目次
エロスの探究 はじめに
序 性欲と性的異常
1 サディズムとマゾヒズム
2 異常性欲の考察
3 異常性欲を科学する
4 エロスの発達
5 性を超えるもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
長岡紅蓮
10
異常性欲という側面から、エロスの世界に迫った書籍。1章のサディズムとマゾヒズム だけでも1冊の本のテーマになりますね。"つまり、性的異常というのは大きくなってから生じるのではなく、言ってみれば、子供の時代に逆戻りすることなのだ"(ページ174〜175) 変態とは後天的になるものではなく、先天的に生まれもったものなのかもしれないんだなあ。2019/10/02
びせんて
2
★★★ 「さまざまな性格を持った人々がお互いに引き合い、引かれ合い、あるいは反発し合うのがエロスの世界である」2022/03/29