世界貿易センタービル―失われた都市の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784584186671
  • NDC分類 526.9
  • Cコード C0030

内容説明

9.11同時多発テロで消えたツインタワーの在りし日の素顔を伝える話題のドキュメント。アメリカ文化とグローバル経済の象徴であった同ビルに生きた人々と、複合高層ビル・プロジェクトに賭けた男たちの感動のドラマを活写する。

目次

1 世界貿易センター・プロジェクトの誕生―ポートオーソリティが描いた世界一高いビルの構想
2 実現不可能―数々の困難を乗り越えて
3 建設開始―ニューヨーク流の問題解決方法
4 ニューヨーク市民からの賛同―時の流れと共に変わった人々の意識
5 建築デザインの生いたち―ポートオーソリティの大胆な選択
6 世界貿易センター構想―究極のオフィスビルを目指して
7 大都市・世界貿易センター―その一日

著者等紹介

ギレスピー,アンガス・K.[ギレスピー,アンガスK.][Gillespie,Angus K.]
エール大学卒業。フルブライト奨学生。現在はニュージャージー州ラトガーズ大学のアメリカン・スタディ助教授。建築、エンジニアリング、交通の分野を専門とし、特に船舶、ハイウエイ、高層ビルについて深い知識を有する

秦隆司[ハタタカシ]
1953年に東京で生まれ、横浜で育つ。74年に渡米後、マサチューセッツ大学卒業。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校大学院中退。専攻は現代音楽作曲。96年、ロサンゼルスの雑誌社「ジャーナル・インターワールド」に入社し、記者/編集者として活動。88年、同社ニューヨーク支局編集部長。その後「ベルリッツ・ジャパン」の出版部門等を経て94年に独立、ニューヨークで出版社「バックアップ・カンパニー」を設立する。96年には雑誌「アメリカン・ブックジャム」を創刊し、編集長としてアメリカの本と文化の紹介に努めている

佐藤秀明[サトウヒデアキ]
1943年、新潟生まれ。日本写真家協会会員。日大芸術学部写真学科を卒業の後、フリーのカメラマンになる。1967年、ニューヨークに渡りニューヨークに生きる人びとや世界貿易センタービルの写真を撮り続ける。その間、世界の辺境を旅して数々の作品を発表する。同時テロ後の2001年12月に30年間撮り続けた作品をまとめて写真集『REQUIEM WORLD TRADE CENTER』(マガジンサポート刊)を出版。現在、同時テロ1周年の9月に刊行予定の書籍と写真集を執筆・制作中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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臓物ちゃん

4
「自分がこの世界で最もパワフルなビルの一つである世界貿易センターと関わりを持っていることを誇りに感じているよ。ここはニューヨーク。なんでも起こる街なんだ」確かになんでも起きるとは言ったがあんなことは起きてほしくなかった、あののっぽな二つのビルの軌跡と在りし日の日常を切り取った一冊。コーヒーとペイストリーを持って出勤してくる四万人の賑わい、一ヶ月かけて清掃される窓ガラス、無料コンサートで賑わう広場、おもちゃコーナーのないショッピングモール……失われた物の大きさに気付く。2020/07/21

lop

0
ワールドトレードセンターの建設の意図や経緯、完成から運用までの歴史が詰まってました。 不夜城というかすごく魅力的でした。2020/11/16

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