明日、生まれ変わる

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784584186183
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

内容説明

誕生時の酸欠と鉗子による脳障害が、障害者としての刻印を息子に押した。その不運は、本人だけでなく、父親である主人公にも大きな辛苦をもたらす。社会から引き離され、抑圧され、拒絶された人生。しかしそれでも、息子は日々、自分の“生”を創り出し、宿命から生まれ変わる試練に立ち向かってゆく。そして父親の心をも、苦悩から救い出し、生まれ変わらせる。その、天使のように無垢で澄明な、あふれ出る生命力によって。障害者の息子を持った自身の経験と想いを、長い沈黙の末、ついに小説に託して綴った、現代イタリアを代表する作家の最高傑作。

著者等紹介

ポンティッジャ,ジュゼッペ[ポンティッジャ,ジュゼッペ][Pontiggia,Giuseppe]
1934年、北イタリアのロンバルディア州コモに生まれる。1959年『La morte in banca』でデビュー以来、1989年に『La grande sera』がイタリア文学界最高の賞、ストレーガ賞を受賞したのを始めとして、その作品は数々の文学賞に輝く。現代イタリアを代表する作家
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さなぎ虫

1
主人公である父親視点で描かれている、偏見に満ちた社会を切り取った本。全米が泣いたらしいけど私はクスクス笑えてしまう。お父さんが変わり者すぎるwww知的水準は高いんだろうけどアスペっぽいなー。自分の子の障害を受け入れられなくて事実を宣告した医者や教師を否定してしまうのは現代でも変わらないね。やだやだ。2013/01/19

chie

1
「イタリアのベストセラー、イタリアが泣いた!世界が泣いた!」と帯にはあるけれど、全然響かなかった。訳がヘタなのかな、エゴ丸出しでとても読めるシロモノではない。それが逆にリアルなのかもしれないけれど、これで泣けますか?2011/03/12

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