内容説明
当たり障りのない話ばかりのガイドブックとは裏腹に、実は危険な香りいっぱいのアジアの旅。タイでは国境越えを執拗に迫る男につきまとわれ、カンボジアでは突如勃発した内戦の混乱に巻き込まれ、バングラデシュでは100人もの半裸の男たちに囲まれた―アジア各地で遭遇した、怪しげな連中と危ない体験の数々。バックパッカーには欠かせないアブない話満載で、ホンネのアジアを味わおう。
目次
微笑みの国のコワイ人たち―タイ
戦車と死体がお出迎え―カンボジア
見せ物にされる恐怖が味わえる―バングラデシュ
美しい景色に隠れて悪がはびこる―ネパール
ダマシとボッタクリは当たり前―ベトナム
怪しい人々との思わぬ遭遇を体験―マレーシア
バックパッカーには非情―シンガポール
不可解な中華流サービスを満喫―香港
著者等紹介
クーロン黒沢[クーロンクロサワ]
1971年生まれ。高校時代に香港・中国でチンピラにボラれまくり、以後アジアの虜となる
ポッチン下条[ポッチンシモジョウ]
1971年生まれ。22歳のマレー半島縦断旅行を皮切りに、東南アジア各地を転戦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
6
鬼才ライター、クーロン黒沢氏の初期作。現在の文書に比べると荒削りで冗長だが、若さ故の尖っぷりや「本当に」治安が悪かったカンボジアやノンビリしてるタイの当時の様子が伝わっておりコレはコレで貴重な記録のような気もしないではない。この本を読むと当時の記憶が思い出され僕にも青春はあったんだなぁと感慨深くなってしまうのは歳のせいか。2010/04/07
FF5
0
アジアのまあ、表に出さない部分を描いた旅行記。麻薬とかいろいろもつきものよww その結果としてああ、(脚色はしつつも)真実を書いてるんだなというその真実そのものの面白さを感じました。2011/06/14