思想の免疫力―賢者はいかにして危機を乗り越えたか

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思想の免疫力―賢者はいかにして危機を乗り越えたか

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  • サイズ 46判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584139790
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

出版社内容情報

◆成功体験のある人間ほど失敗するのはなぜか 
◆ 新型コロナが炙り出した「狂った学者と言論人」とは

高を括らず未知の事態に対して冷静な観察眼をもって対応する知性の在り処を問う。「本質を見抜く目」「真に学ぶ」とは何かを気鋭の評論家と作家が深く語り合った書。

はじめに デマゴーグに対する免疫力  中野剛志
第一章 人間は未知の事態にいかに対峙すべきか
第二章 成功体験のある人間ほど失敗するのはなぜか
第三章 新型コロナで正体がばれた似非知識人
第四章 思想と哲学の背後に流れる水脈
第五章 コロナ禍は「歴史を学ぶ」チャンスである
第六章 人間の陥りやすい罠
第七章 「保守」はいつから堕落したのか
第八章 人間はなぜ自発的に縛られようとするのか
第九章 世界の本質は「ものまね」である
おわりに なにかを予知するということ  適菜 収

内容説明

コロナ禍で「言葉」を弄んだ以非知識人に鉄槌を!

目次

第1章 人間は未知の事態にいかに対峙すべきか
第2章 成功体験のある人間ほど失敗するのはなぜか
第3章 新型コロナで正体がバレた似非知識人
第4章 思想と哲学の背後に流れる水脈
第5章 コロナ禍は「歴史を学ぶ」チャンスである
第6章 人間の陥りやすい罠
第7章 「保守」はいつから堕落したのか
第8章 人間はなぜ自発的に縛られようとするのか
第9章 人間の本質は「ものまね」である

著者等紹介

中野剛志[ナカノタケシ]
評論家。1971年、神奈川県生まれ。元京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治思想。96年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。01年に同大学院にて優等修士号、05年に博士号を取得。論文“Theorising Economic Nationalism”(Nationsand Nationalism)でNationsand Nationalism Prizeを受賞。主な著書に『日本思想史新論』(ちくま新書、山本七平賞奨励賞受賞)など多数

適菜収[テキナオサム]
作家。1975年、山梨県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

92
この本の好き嫌いは二分されるだろう。私は明らかに後者だが、この著者と出版社を承知の上で読んだのだから、それは自業自得である。コロナ禍で揺れる社会の中で、気風、イデオロギー、プロパガンダ、合理性など、小林秀雄さんが忌避したものをもう一度考え直そうという思いには共感する。しかし、その主張のために、丸山眞男先生をここまで扱き下ろす必要があるのだろうか。ポランニー、コールリッジらの発言が紹介されるなど、知的な刺激も得られたけれど、出典を自分の責任で確認する必要があるなと思えるほど、お二人の言葉の危うさが気になる。2021/11/19

読特

21
藤井先生のコロナ解説。あれは正しいのか?ネットの対談記事を見つける。この二人が否定している。思わず読み込む。直観はあたっていた。わからないものはとりあえず怖がるでいい。書籍を読む。全編を貫く「小林秀雄論」。「政治とは技術である。その時々の政治状況に臨機応変に対応できる知恵が大事」「人間は環境の制約の内にあり、それと格闘することに自由がある」「人は暗黙知の一部しか汲み出せない。だから言葉には限界がある」・・コロナ楽観論の否定だけではない。「考えるヒント」が散りばめられている。直観があたるという意味も知る。2021/10/24

マープル

10
異能の官僚、中野剛志と哲学者テイストの高等遊民(?)(偏見)、適菜収の対談本。適菜収の本は初読。小林秀雄についての言及が多い。小林秀雄は未だに読めていないので、これを機に再チャレンジしたい。内容は、京都大学大学院教授・藤井聡への痛烈な批判がメイン。すわ、保守分裂か?といったところ。終盤のものまね芸人についての部分は、はっきり言って蛇足。小林だけでなく、ベルクソンやトクヴィルなども絶賛積読中なので早めになんとかしたいと思わせてくれた。それにしても読書力が落ちた。。。こんな軽い本なのに2021/09/27

nino3

3
つまり理屈ばかりこね回して現実を見ないでいると的外れな方向にいってしまうと言ってるのかな。この二人の対談、彼らが批判している、話の合う同士だけで集まって盛り上がる状態そのまんまになっているんじゃないのかと、ちょっと思ってしまった。2022/05/30

しょう

3
コロナに対して既存の理論(インフルエンザ、風邪)を当てはめて、大したことはないと発言を続けていた人が少なくなく、著者お二人との親交もある藤井聡氏も「この程度のウイルスで自粛するのはおかしい」といった言論を続けていた。初めは私も藤井先生の話を受け入れていたが、お二人(+佐藤健志氏)の反論を聞いて考えを改めるようになった。未知のものに対して軽率に判断を下してはいけないということがよくわかった。暗黙知の話がとても面白かった。人間もまた未知の発見がまだまだたくさんある生物なのだとも感じました。おすすめです。2021/11/05

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