日本人は豚になる―三島由紀夫の予言

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日本人は豚になる―三島由紀夫の予言

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584139738
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

来る2020年11月25日は、三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入し割腹自殺を遂げてから50周年を迎える。これまで作家適菜収氏が三島由紀夫を研究し、三島の言葉の意味するところを「三島の予言」として世に問う一冊。三島は自決の4カ月前に語っている。「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るであろう」、そして「人間というのは豚になる傾向もっている」と。そんな国家や社会や人までもが道徳や倫理観を失い、信用さえできなくなった時代に、日本人はどこへ行こうとしているのか? われわれは今後どんな価値観を取り戻して、堂々と生きるべきなのか? 三島が予言した言葉とその意味を探った適菜収の三島由紀夫本の集大成であり、現代日本の病を克服する処方箋に満ちた書。

内容説明

保守主義者が右翼に転じたり、右翼が保守主義者になることは理論的にはありえる。しかし、右翼であるのと同時に保守であることはありえない。左翼であるのと同時に保守であることがありえないのと同じように。保守と右翼は水と油だが、一方、左翼と右翼の親和性は高い。右翼や左翼がともに理想主義であるのに対し、保守は反理想主義であるからだ。

目次

はじめに わが友 三島由紀夫
第1章 三島由紀夫の予言(右翼と保守の違い;ハプスブルク家と死者の声 ほか)
第2章 バカとは何か?(“サムラヒ”は死んだのか?;無知と無恥 ほか)
第3章 死に方と生き方(自殺について;死のクオリティー ほか)
第4章 キリスト教と民族の神(「道徳的世界秩序」という呪文;福田恆存と折口信夫 ほか)
第5章 皇室と憲法(保守主義者であるということ;新宿騒乱と治安出動 ほか)
おわりに 日本人は豚になる

著者等紹介

適菜収[テキナオサム]
1975年山梨県生まれ。作家。作詞家。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。