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出版社内容情報
現代日本に蔓延している悪性のニヒリズムはいったいどこから来ているのか? これほどまでに高まっている「不信感」はどうすればよいのか? 『週刊新潮』の名物コラム「東京情報」の執筆者で自称オランダ人記者ヤン・デンマンによる珠玉の平成日本の比較文化論。
ヤン・デンマン[ヤンデンマン]
著・文・その他
内容説明
『週刊新潮』の名物連載「東京情報」の中から、珠玉のコラム80本を評論家・呉智英が厳選!
目次
第1章 黄昏ゆく国
第2章 日本人の日本観
第3章 教育改革と知の劣化
第4章 「日本文化」を知らない日本人
第5章 日本のジャーナリズムの弱点
第6章 日本経済は衰退するのか
著者等紹介
デンマン,ヤン[デンマン,ヤン] [Denman,Yan]
S・P・I通信編集局長。元S・P・I通信日本特派員。国籍、年齢は非公開。「週刊新潮」にて長期名物連載『東京情報』を執筆していた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gamemaker_K
9
第三者の指摘は、とにかく参考になる。どんな事象でも、一概には言えない、でもそこで思考停止しないってところですか。…国際社会では、母国語を大切にしない人間は信用されない、という一節が、なぜか無性に嬉しい。2019/01/07
かびるんるん
6
日本人の心性や日本の社会に興味がある私にとって、私たち日本人ではなく、外国人の視点から日本を分析するという内容がとても興味深かった。欧米諸国出身の複数人の外国人記者や東大生の意見交換を通じて、国際比較した上で日本という国の継承していくべき文化や異常に見られる文化が説明される。読み飛ばした部分もあったが、分析している日本の側面は多岐に渡る。自分が普段は持たない視点から日本を見ることにより、新たに気づいたことが多くあった。何事も多面的に検討することが大事で、この書籍で語られていることも一つの視点に過ぎない。2019/12/16
Shun'ichiro AKIKUSA
3
まったく期待しないで読んだら少しおもしろかった。呉智英がまえがきを書いているが、呉もゴーストのひとりだったのでは?2021/11/28
よーさか
3
面白く読める文章。幅広い知識をライトに語る。批判的な内容も外国人の口から語らせるという手法で、あまりイヤミがない。 文才ありまんなぁ。2019/07/21
つじつじ
2
ちょっと、耳がいたいとこもありました。私の知らない日本(それ以外のことも)を良く知ってる外国人記者さんだった。勉強になります!ロシア文学を読んでみようか…ハードル高いけど…2019/03/13