経済で読み解く織田信長―「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察する

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経済で読み解く織田信長―「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察する

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584137789
  • NDC分類 332.104
  • Cコード C0030

出版社内容情報

信長は何と戦ったのか?「信長」がわかれば「日本」がわかる!経済的視点からの斬新な歴史観で信長の偉業に明快な解釈と評価を下す。

内容説明

中世を終わらせた英雄・信長は何と戦ったのか?日明貿易から室町幕府の経済政策、寺社勢力の金融ビジネスまで、室町・戦国の世を“経済的視点”で描く―

目次

第1部 中世の「金融政策」と「景気」(明の景気が日本経済を左右した時代;室町幕府の財政事情)
第2部 寺社勢力とは何なのか?(老舗「比叡山」vs.新興「京都五山」;京都五山のビジネスと本願寺の苦難)
第3部 武将と僧侶の仁義なき戦い(信長の先駆者たち;「一向一揆」とは何か)
第4部 信長は何を変えたのか?(信長の本当の業績;信長の活躍が日本を救った!)

著者等紹介

上念司[ジョウネンツカサ]
1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は創立1901年の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任(現在は代表取締役)。2010年、米国イェール大学経済学部の浜田宏一教授に師事し、薫陶を受ける。金融、財政、外交、防衛問題に精通し、積極的な評論、著述活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

34
応仁の乱の真因はデフレ。支那の朝貢貿易は一見屈辱的だが、実はその逆で朝貢される国に多大な財政負担が生じた。朝貢する側の室町幕府には巨利をもたらし、北山、東山文化が花開いた。寒冷化により明の農業生産が低迷すると朝貢貿易は機能不全に陥った。これにより銅銭の流入が停止、流通していた銅銭も値上がり期待で退蔵され、通貨量が減り、経済は低迷、室町幕府の求心力は低下。それとともに寺社勢力が台頭。これらは、貿易、不動産、金融の機能を持つ武力集団。信長はこれらを何とか武力制圧したが、統制は家康の時代になってやっと実現した。2017/03/25

hk

15
【あと三回読む本】寺社勢力が中世の金融資本だったという言説は最近とみにふえており食傷気味でもある。だが本書は寺社勢力は日中をまたにかけて活躍するグローバル商社かつ日本の「中央銀行」だったというスタンスで論を進めている。なるほど「シナへの留学僧は商談を兼ねて海を渡り、目当ての品は意外にも「銅銭」であった。こうして輸入される銅銭の量で日本の景気は大きく左右され、好景気下では安寧がもたらされた一方でデフレ経済下では戦乱が繰り広げられた」という説は相応の訴求力がある。そこに仏教の宗派対立を結びつけて解説していく。2017/05/11

TheWho

14
経済評論家の著者が、経済の視点から歴史を再評価するシリーズ本。今回は、南北朝争乱を治め絢爛な北山文化期の足利義満から始まり、応仁の乱を経て戦国時代の実態を経済から論ずる。室町期は戦乱に明け暮れながら国内総生産は増加し貨幣経済が浸透したにも関わらず国内貨幣は、明銭に頼っていた為に慢性的なデフレ不況であったと云う実態と、マネーサプライを担っていた義満の朝貢貿易、寺社勢力の日明貿易や金融利権であった云う。戦国時代の終焉と信長の足跡を視点を変えて楽しめる1冊です。2020/06/09

getsuki

10
知人に勧められた一冊。信長の登場以前、寺社勢力が経済や金融を牛耳っていたのは知識として知っていました。それでも「へー」と思わせる情報の連続で面白い。信長は中小企業の創設者、秀吉と家康は経営者タイプというのも言い当て妙であった。他の既刊も読んでみたい。2017/06/03

KAN

9
著者の「経済で読み解く~」シリーズは3作目(?)になるのだと思うが、あとがきでの指摘通り、「織田信長」を知ろうとすると期待外れだが、経済の掟、観点から見つめる室町時代・戦国時代を土台として「織田信長」の政策があり、後の時代へとつながっている、という経済的観点からみた歴史観という観点は大変面白く、勉強になった。 特に室町時代のことは詳しくは知らなかったので、こういう切り口で紹介してもらうと興味も湧き、現代の私たちの社会と同じ生きた人間が作る歴史なのだという実感がもてる楽しい読書でした。2018/02/20

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