内容説明
21世紀初頭、急激な海面上昇により人類の版図は縮小の一途を辿っていた。また、これに呼応するかのように「霧の艦隊」と呼ばれる謎の艦隊が出現。現代兵器を遥かに凌駕するその圧倒的な戦力で、海洋から人類を駆逐していく。出会いは2046年。海洋技術総合学院の生徒であった千早群像は、横須賀の海軍基地に拿捕されていた「霧」の艦、巡航潜水艦イ401と、その意識体であるメンタルモデル・イオナと出会う。「閉塞された世界に風穴を開けたい」。群像の願いがイオナという力を手にした時、物語は動きはじめる―。
著者等紹介
日暮茶坊[ヒグラシチャボウ]
千葉県出身の作家/シナリオライター/脚本家。ゲームのシナリオを中心に、多くの作品を手掛ける。TVアニメーション『蒼き鋼のアルペジオ‐アルス・ノヴァ‐』では各話脚本として参加している。シナリオ製作会社エレファンテ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イーダ
6
ストーリーはアニメのまま。ノベライズにあたって心理描写が細かくなっている。今のところイオナよりタカオやハルナの方が人間臭く見えます。2016/01/28
新宿サブナード
2
ノベライズっていうよりアニメの脚本そのものでした。著者は脚本スタッフの人だったんですね。納得。2015/01/20
薄荷飴
2
原作、アニメ共に未視聴です。アニメ版の内容を忠実に辿っているようで、ストーリー把握には十分な一冊。劇場版に向けての予習にはなるかもしれませんが、アニメの展開を小説で展開されるので文章だとやはり退屈な印象があります。小説にはなっていますが、脚本っぽいところがあり、その上での読みづらさも感じました。不満もなければ満足もしない無難なことこの上ないノベライズである分、何かしらの工夫が欲しかったですね。2014/08/08
酔宵堂
1
放映版のノヴェライズ、前編は硫黄島前まで。特に補完的なエピソードが無いのが勿体無いと云うか2015/05/03
フィーネ
1
アニメ版のノベライズ。キャラクターの内面に踏み込んだ描写が多い。2014/08/09