決めて断つ

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584133828
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

名門ニューヨーク・ヤンキースが欲しがった日本人は「元補欠の野球選手」だった―。挫折を知り、両親の死を乗り越え、広島への愛に悩んだ男が、繰り返してきた「決断」の道。そこには、現代にこそ見習うべき、静かで熱い「本物」の男の姿がある。

目次

第1章 挫折
第2章 起点
第3章 信念
第4章 挑戦
第5章 戦場
第6章 決断
第7章 広島

著者等紹介

黒田博樹[クロダヒロキ]
1975年2月10日生まれ、大阪府出身。ニューヨークヤンキース所属。上宮高校に進学。しかしエースとなることは叶わず卒業後、専修大学へ。3年時には東部リーグ1部昇格に貢献。大学最終年1部リーグではエースとして活躍。15試合に登板し6勝4敗。1997年ドラフト2位(逆指名)で広島東洋カープに入団。150キロを超えるストレートを武器に1年目から規定投球回数をクリア。2001年に初めての2桁勝利を達成すると、以降カープのエースとして君臨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こきよ

75
欲するだけでは得られぬものがある。捨て去らねば到達できぬ境地がある。メジャーでは一年を通して同じ相手とキャッチボールをするという。黒田とカーショーの邂逅は、言うなれば英雄譚の序章だ。後に200もの勝利を重ねる男と、史上初めて30億を超す年棒を得た男の。死に場所を決めて戻った男が積み重ねた勝利の先に見える栄冠を手に。そして帰還した老兵と半ば入れ替わるようにして海を越えた若者が、その英雄譚を引き継いでいく。そんな物語を切に願う。2016/07/26

山田太郎

68
広島に戻ってくるというのがかっこいい。男ならまっすぐで勝負してこいという清原はやっぱりなんなんだかなと思った。頭使ってやらないといけないよな、何事も。2016/03/24

taka61

43
【図書館本】黒田投手のことを表現するのに「男気」という言葉が使われます。正にそのイメージを持って本書を手に取りました。高校時代、上宮高校ではエースとなれなかった遅咲きのメジャーリーガー。愚直で不器用だからこそ、多くのファンに愛されるのですね。時間をかけて考え抜き、決めたことを正解へと導く。阪神ファンの私ですが、黒田投手のこの言葉を胸に刻みたいと思います!2015/06/11

純子

35
ドジャースとの4年10億の契約を断ち、3年契約に決める。納得いくまで投げるという考えを断ち、ブルペンでは36球しか投げない、と決める。直球勝負を断ち、“動く”球の探究を決める。...野球の、特にアメリカの野球のことには詳しくないのでわからないこともたくさんあるけれど、黒田博樹というひとが、考えて考えて何かを断ち、新しい何かを決めて、自分の気持ちや信念を大切に一歩一歩歩んできたことは、わたしにも伝わってきました。野球人生の最後の2年間を広島で過ごす、と決めてもらえたことに感謝します。2016/12/16

kiyoboo

29
現カープの黒田投手の自叙伝。上宮高校では芽が出ないまま専修大学で片鱗を見せ、カープに育てられ、メジャーで活躍して、カープに戻った野球人生が面白い。常に冷静寡黙で謙虚な姿勢が好感を持てる。どんな環境でも自分を見失わずに行動し、成績を残すところはすごいと思う。アメリカでの実績を評価されてヤンキースからオファーがあったことは黒田らしい。話はFAでヤンキースに移籍したところで終わるので広島球場の熱いメッセージもしっかり理解してカープに戻るあたりを読みたいと思う。野球のことをよく知らない人でも楽しめる本だと思う。2015/08/20

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