内容説明
トラブルを起こす度に、ニャーンと笑顔を振りまき、猫を被って、修羅場を潜り抜け、なんとか過ごしてきた競馬村には、常軌を逸する人たちが、競走馬と共に日夜勝利を目指し、それはそれは想像もつかない生活を送っていました。
目次
八百長―それは完璧な手順を踏んだ作戦だった
落馬―なぜスタート直後に落ちるのか
誤審―胴元とお客の力関係
ハナ―「テキの指示」をバカ正直に守る騎手のトホホ
逆噴射―騎乗ミスは「八百長」だったのか
故障―私がサルノキングを潰した!?
復活―トウカイテイオーと厩務員の絆
談合―パドックでファンの問いかけに「ハイ!」
必殺技―騎手がレース前、言われたくない言葉
叫べ―「どけ!」は恥ずべき言葉と心得るべし〔ほか〕
著者等紹介
田原成貴[タバラセイキ]
1959年1月15日、島根県生まれ。78年、谷八郎厩舎所属の騎手としてデビュー。この年28勝を挙げ新人賞を受賞。翌年63勝を挙げ関西リーディングジョッキー。83年、103勝を挙げ初の全国リーディングジョッキーに。リードホーユーで有馬記念を制したのもこの年だった。87年にはマックスビューティで桜花賞、オークスを制覇。93年、有馬記念では休み明け1年ぶりとなるトウカイテイオーに騎乗し、見事“奇跡の復活”勝利を果たす。94年9月に通算1000勝を達成。以後、マヤノトップガン(菊花賞、有馬記念、宝塚記念、天皇賞・春)、フラワーパーク(高松宮杯、スプリンターズS)などでG1レースを制する。98年2月、騎手引退。通算成績8648戦1112勝。翌年、調教師として厩舎を開業。01年10月8日、羽田空港の手荷物検査で日本刀を所持していることが発覚したため、銃刀法違反の現行犯で逮捕。身柄拘束後に覚せい剤所持が判明し覚せい剤取締法違反で再逮捕。同年12月21日に調教師免許を剥奪。12月27日に、東京地裁で懲役2年執行猶予3年の判決を受け、控訴をせず刑が確定。02年1月18日、日本中央競馬会から15年間の競馬への関与禁止の処分を下される。現在は、作家業を中心に活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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