内容説明
虹の七色は、赤と青となんだったか。歌うように気楽に覚えたことなのに、出てこない。色の足りない光の橋が、かかりかけては、溶けていく―。虹色の日々、七色の季節。石田千、最新エッセイ集。
目次
カミ
ハナ
アメ
アワ
メン
クモ
シミ
カゼ
イト
ナシ〔ほか〕
著者等紹介
石田千[イシダセン]
1968年、福島生まれ。東京育ち。國學院大學卒業。2001年、「大踏切書店のこと」で第一回古本小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほほほ
32
石田千さんのエッセイ。石田さん独自としか言えない日々の暮らし方。四季の過ごし方。敢えてひとりで過ごすことを選んでいるような生真面目な性質。でもとても自由にも見える。どちらにしろ、強い芯がないとこういう生活はできないだろうなぁと思いました。文章にも、とぼけた雰囲気がある反面、丁寧に考えつくして書いているような厳しさが漂っていました。独特のテンポがなかなか自分の中に入ってこなくて難儀したけど、お風呂に入りながらなんとなく声に出して読んでみたらすんなりこの世界に入れました。なんだか印象的な読書でした。2014/09/25
野のこ
22
春のつぶ、ピンクと水玉もようのきりん、おおきなつぼみが目をさます。ゆったりした時間、柔らかな気持ちに。石田さんの独特な感性が面白かったです。2文字のカタカナの題名も素敵、アメは飴じゃなくてアメ横だった。煮詰まったなめこのとろとろになった味噌汁にぶよぶよのちくわ、翌日の楽しみ。なす茹で味噌はやってみたいです、いつも油で炒めてた。ゆるゆる牛乳ゼリーに杏酒、そのなまめかしいデザートにはうっとりしました。こうゆう生活のリズム感、いいな。2017/04/12
どっこ
5
暖かい日に、友達の家に和菓子を持って遊びに行く。お豆をコトコト煮る。繕い物にひたすら没頭する。友達の家で朝食をご馳走になる。水泳がちょっとうまくなる。日常のあちこちに転がっているはずの豊かな時間や喜びを、しっかりかみ締めたくなる。何度も読み返し、読み返す度に心をほっこりしてくれるエッセイ。2010/04/13
Charlie
3
今日は白い豆を煮ている。豆は一度にゆがいて、一回分ずつ凍らせる。おたま二つが一回ぶんと鍋からすくう。甘い煮豆は苦手で、醤油の味は、他の煮たきものと味が重なる。それでもっぱら塩味にする。枝豆の時期には自然と作らない。少し油を絡め、塩胡椒して菜っ葉を入れる。にんにくや香辛料を入れると風味が出る。菜っ葉はくたくたになっても、入れてすぐでも美味しい。レモンを絞ってもいい。トマト煮にする時は少し多く作って、次の日カレー粉を入れる。牛乳を足して、マカロニを入れチーズをかけて、オーブンで焼くのもいい。2018/03/03
あさこ
3
ゆるゆるしたいときにぴったりなエッセイ。身の回りの些細なことがいとおしく、いつもと変わらない日常が少し色をもってかんじられます。2009/11/07
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