出版社内容情報
◆なぜ東大生は「うつ」になってしまうのか?
◆何が東大生を追い詰めているの?
東大うつは、
「弱さ」ではなく
「構造」だ!
東大生作家である西岡壱誠が東大生たちへの取材やデータから分析した「東大うつを生む現実」
厳しい受験戦争を勝ち抜き、将来を期待される東大生が、なぜ「うつ」になってしまうのか?
そこには個人の弱さや甘さで片づけられないある共通点が潜んでいた。
「東大うつ」になってしまった人たちの事例や昨今の東大受験戦争の世界、東大生をとりまく環境から読み解く!
東大生たちの心を蝕み、壊しているものは、「現代人が抱える心の闇」=「生きづらさの正体」だった!
「東大うつ」経験者たちへの取材やデータに基づく分析から現代病の象徴ともいえる「東大うつ」になる構造をあぶり出し、その処方箋を提示した画期的な書。
【目次】
はじめに
第1章◆なぜ、あの人たちは折れてしまったのか
――東大うつを発症してしまった人たち
東大うつは特別な誰かの話ではない
【1人目】Nさんのケース「一度の失敗が自分の心を蝕んだ」
??勉強中心の生活が心地いい
??点数、順位――努力が数字で返ってくる
?? “数字のない世界”で自分を見失う
??うまくいかなかったらGAME OVER
【2人目】Sさんのケース「『数字を追う人生』が突然、意味を失った」
??やった分だけ上がっていく楽しさ
??何に勝てばいいのか分からない
【3人目】Oさんのケース「受験は楽しかった。でも、その先がなかった」
??受験はまるでチームスポーツ
??ゴールが消えたら走れない
【4人目】Yさんのケース「親御さんとの関係性で壊れた」
??勉強も生活も母親の支配下に
【5人目】Bさんのケース「『東大さん』と言われ続けて……」
??「さすが東大」「東大なのに」
【6人目】Iさんのケース「親が言うから東大に行った結果……」
??親が自分の「指示役」だった
??どうやって自分で決めたらいいか分からない
【7人目】Mさんのケース「完璧主義が命取りだった」
??1位じゃないと価値がない
??「失敗した自分」はどうなってしまうのか
ここまでの7人の事例から見えてきた、4つの特徴
■特徴1:小中高時代、挫折経験が少ない人がうつになっている場合が多い
■特徴2:小中高時代、勉強以外の経験が少ない人がうつになっている場合が多い
■特徴3:小中高時代、反抗期がなかった人がうつになっている場合が多い
■特徴4:3~4年生の就活がちらつくタイミングでうつになる人が多い
??東大うつは「弱さ」ではなく「構造」だ
第2章◆「過度な教育熱」と「受験偏重文化」
――東大うつを産んでいる環境①
[1節]東大は、昔より簡単になったのか?
??頭が良いだけでは勝てない
[2節]中学受験戦争はどんどん早期化している
??小学1年生も受験戦争の土俵上に
??塾は当たり前、塾だけじゃ足りない
[3節]内職が前提になっている現在
??受験仕様の人生を歩む子どもたち
[4節]親にも問題がある? 価値観が歪む構造
??親が子どもを同一視している
??東大に来た理由も「親」
[5節]カオスを知らない東大生
??カオスを知らない東大生
[6節]まとめ
第3章◆東大に入っても、夢がない?
――東大うつを産んでいる環境②
[1節]東大は、誰にとっても「楽しい場所」なのか
??東大に来ても「あまり変わらない」
[2節]東大の授業はつまらないのか?
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