出版社内容情報
いまこそ維新の志士たちの精神を思い出せ。なぜGHQに押しつけられた憲法をいまだに守り続けるのか。比較文化論的な視点からみた明治維新の意義とは。日本人より日本を愛する著者からのメッセージ。
ケント・ギルバート[ケントギルバート]
著・文・その他
内容説明
明治150年の節目に、多くの日本人が幕末や明治維新に思いをはせることは素晴らしいことです。他方、ただ手放しに、無邪気に礼賛したのでは無意味です。明治維新の中身、そこに至る過程だけでなく、なぜ明治維新が必要だったのか、今その意味をどう捉えるべきかまで、セツトで自問するべきです。黒船来航以降、自分の国が今にも外国勢力に食い尽くされ、滅びるかもしれないという思いが、幕末の志士たちを突き動かしました。それでは今の日本人は、国が滅びるかもしれないという危機感を持ち、それを共有しているのでしょうか。
目次
第1章 明治維新という奇跡(アメリカで幕末・明治維新はこう教えられている;明治維新は英語にうまく訳せない概念だ ほか)
第2章 なぜ日本は明治維新ができたのか(いろいろな時代を演じた役者としての私;万世一系の天皇は最大の遺産 ほか)
第3章 明治という時代、そして敗戦へ(なぜ日本人は「維新の後」を軽視するのか;明治以降の日本はどう評価されているか ほか)
第4章 明治維新150年、日本人に覚悟はあるのか(もしも不平等条約に怒った志士たちが憲法第九条を読んだら;日本国憲法は「不平等条約」、志士なら憤慨する ほか)
著者等紹介
ギルバート,ケント[ギルバート,ケント] [Gilbert,Kent Sidney]
1952年、アイダホ州に生まれる。1970年、ブリガムヤング大学に入学。翌1971年に初来日。その後、国際法律事務所に就職し、企業への法律コンサルタントとして再来日。弁護士業と並行してテレビに出演。2015年、公益財団法人アパ日本再興財団による『第8回「真の近現代史観」懸賞論文』の最優秀藤誠志賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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