出版社内容情報
仏教の冷たさとキリスト教の危うさ。「浄土真宗」と「プロテスタント」の類似性。「禅宗」と「カトリック」の類似性。「キリスト教」と「共産主義」の類似性。ドイツ人禅僧が2大宗教を徹底比較!
内容説明
ドイツ人禅僧が教える―日本人のための宗教原論。一神教はなぜ争うのか?「悟り」「執着」とは何か?
目次
序章 現実問題としての宗教―一神教はなぜ争うのか
第1章 比較宗教学―仏教は科学的!?キリスト教は非科学的!?
第2章 「愛」について―イエスの「愛」とブッダの「慈悲」
第3章 2大宗教の成立と発展―仏教とキリスト教はいかにしてつくられたか
第4章 仏教の本質―自分だけの「解脱」を目指す、仏教の冷たさ
第5章 キリスト教の本質―「排他主義」に陥りやすい、キリスト教の危うさ
終章 宗教の未来―「宗教のニオイ」をマイルドにする、日本人の智恵
著者等紹介
ネルケ無方[ネルケムホウ]
禅僧。曹洞宗「安泰寺」堂頭(住職)。ベルリン自由大学日本学科・哲学科修士課程修了。1968年、ドイツ・ベルリンの牧師を祖父に持つ家庭に生まれる。16歳で坐禅と出合い、1990年、京都大学への留学生として来日。兵庫県にある安泰寺に上山し、半年間修行生活に参加。1993年、出家得度。「ホームレス雲水」を経て、2002年より現職。国内外からの参禅者・雲水の指導にあたっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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