出版社内容情報
2016年は「イスラム国」を中心とした中東武装勢力によるテロリズムが一層強まる。日本は大丈夫か? 軍事評論家で中東情勢専門ジャーナリストの著者が、今後の行方と収束の可能性を解説する。
内容説明
テロリズムは感染症に似ている。いったん流行すると、次々に伝播して模倣する者が続出する。その熱情はしばらくテロリストたちのモチベーションを扇動し、容易に収束することはない。伝染病の爆発的流行、すなわちパンデミックの現象に似ているのだ。現在、猛威を振るっているイスラム・テロの宿主は、もちろんISにほかならない。今後、アジアを含む世界のイスラム圏、もしくはイスラム社会が存在する十字軍の国々(欧米諸国)であるならば、どこでも外国人を狙ったテロが発生するだろう。外国人がいそうな場所が必ず狙われるが、そうした場所には当然、日本人もいる。つまり、海外にいる日本人への脅威度は、確実に増している。
目次
プロローグ―イスラム国(IS)の3つの戦線
第1章 パリ同時多発テロの真実
第2章 戦線1 世界各地でのテロ―「十字軍」との戦い
第3章 戦線2 シリアとイラクの戦場
第4章 戦線3 イスラム圏での勢力拡大
第5章 イスラム・テロの系譜
第6章 「イスラム国」台頭を生んだアサド暴政
第7章 日本人も海外で必ずテロに遭遇する
第8章 イスラム・テロとどう戦うべきか
エピローグ―テロ大流行の下地を作ったプーチンとオバマの大罪
著者等紹介
黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年、福島県生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリスト。ニューヨーク、モスクワ、カイロを拠点に海外取材多数。イスラム・テロ研究は二〇年におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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