内容説明
宇宙１３８億年の歴史を解く！！宇宙は「火の玉」に始まった！？２０２０年に帰還予定、「はやぶさ２」が宇宙の謎を解く！？古代メソポタミアの天文観測から最新宇宙論までを一冊に！
目次
序章 人類と驚異の天文現象
第１章 天文学、天体観測の歴史
第２章 太陽系の謎と不思議―４０天文単位の世界
第３章 天の川銀河―直径１０万光年の輝き
第４章 １０万～６０億光年かなたにある銀河
第５章 ６０億～１３８億光年かなたの深宇宙
もっと知りたい宇宙
著者等紹介
高橋典嗣［タカハシノリツグ］
１９５８年、東京生まれ。日本スペースガード協会理事長。明星大学、神奈川工科大学、麻布大学、武蔵野大学非常勤講師。明星大学理工学部物理学科卒業。日本大学大学院博士前期課程で宇宙人間科学、千葉大学大学院博士後期課程で公共研究を専攻。日本学術会議天文学国際共同観測専門委員、日本学術観測団団長（ザンビア皆既日食）、学校科目「地学」関連学会協議会議長、天文教育普及研究会副会長などを歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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白義
11
天文学の歴史からはじめて太陽系、そして130億年スケールの遠景まで壮大な宇宙の姿を豊富な写真で眺める新書図鑑。ビジュアルなんだから感覚でわかるだろ！とばかりに文章は教科書的な情報詰め込み感があるが、当然のことながらそれを上回る神秘的な光景の説得力。132億年前の銀河も含まれるというハッブル・エクストリーム・ディープ・フィールドの写真が最後に待ち受けているのが遠大な旅の終わりという雰囲気を醸し出している。太陽系は冥王星のめの字も出てこないハブられっぷりが時代で悲しいが、生命の可能性を重点においた解説は楽しい2019/01/12
よしひろ
9
138億光年の深宇宙に至るまで、宇宙の芸術、宇宙の神秘に触れられる本。怖いほどに美しい宇宙。宇宙は一体どうなってるのかという古代ギリシアの哲学的な問いに対し、ハッブルは宇宙が膨張しているという解答をした。そして、我々の目に見える物質は全宇宙の4.9%に過ぎず、正体不明のダークマターという物質が宇宙空間のほとんどを占めているという。そこに人類の叡智が今も挑戦を続けている。写真が非常にきれいで、オリオン大星雲やタランチュラ星雲は圧倒される解像度である。2015/08/18
がぉ＠春待人
4
最新の美麗な写真で表された宇宙とその歴史。 天文学の初期の歴史から現在の宇宙観測の状況まで。 持っている大学宇宙学教科書のビジュアル化といった感じ。 写真見てると、今の観測技術はすごいんだーと惚れ惚れします。2015/08/06
Yuri Mabe
3
美麗な写真と解説付きで手軽に読める文庫本。図鑑というだけあって天文学の歴史、個々の太陽系の惑星から130億光年の銀河までフォローしている。見開きで写真と解説になっているので読みやすく構成がわかりやすい。技術的な解説には図が欲しかったところだが、文庫本サイズなのでできなかったのかな？今日まで読んだ宇宙物理学の本ではこういうビジュアルはなかったので面白かった。藤原定家やノルマン公国の文献にも天文学上のイベントが書かれていたことも興味深い。2015/02/12
Y
1
△2017/07/25
