内容説明
考古学、生命科学、芸術など、さまざまな視点から見た元素の世界を解説。
目次
水素
ヘリウム
リチウム
ベリリウム
ホウ素
炭素
窒素
酸素
フッ素
ネオン〔ほか〕
著者等紹介
中井泉[ナカイイズミ]
1953年、東京生まれ、化学者。東京教育大学理学部化学科卒業、筑波大学大学院化学研究科博士課程修了。理学博士(筑波大学)。東京理科大学理学部応用化学科教授、同学グリーン&セーフティ研究センター長。ポータブル分析装置を使って、エジプト、トルコなど世界の考古遺跡・博物館で文化財をその場分析し、物質史の解読を行う。その他、分析化学、鑑識科学、結晶化学、鉱物科学など多岐にわたる研究を手がけ、周期表のすべての元素を研究対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リキヨシオ
20
「すいへいリーベーぼくのふね…」で有名な元素記号…フレーズ自体は覚えても…元素を覚えるのに苦戦!私の中では、「C=炭素」という壁の阻まれて覚えるのが苦手だった記憶があります。この本は新書ですけど、116の元素を紹介!しかも写真付き!…しかもカラー!お手軽に読める図鑑です!2015/06/23
absinthe@読み聞かせメーター
13
元素を解説した本だ。図が美しく、ずっと眺めていても飽きない。解説はとても短く、元素1個当たり1ページだ。化学的性質を解説するより、歴史的に、社会に果たしてきた役割などが語られる。理系向きという本ではない。2016/05/25
おくりゆう
7
元素の発見から性質、用途などを説明した本で、色(芸術)と元素の関係や意外とよく分かっていない元素があるなど初めて知る世界で興味深かったです。化学は苦手な方でしたが、写真を眺めるだけでも楽しい一冊でした。2013/06/28
Aoki
7
これはいいです!写真もあって、ちょっとだけ基礎知識も補足しただけで、あとは全部元素の紹介なんですが、美術や医療、日用品などへの利用を含め、わかりやすく簡潔で、更に元素そのものの珍しい写真つきです。写真自体はどれも銀白色だったりして視覚的な面白さには欠けますが、一見したことないだけになかなか興味深い。紹介文でも「酸化アルミニウムの結晶にクロムが入るとルビーで、チタンや鉄が入るとサファイアになる」、なんてなかなか知らないことばかり。他にも薩摩切子、加賀前田家の群青の間、ツタンカーメン、ゴッホ、モネなども登場!2013/05/21
水生クレイモア
6
メンデレーエフの周期表。高校時代に読んでいたら化学好きが更に高じていたに違いない。2019/07/21